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 ‘99年のデビューからブレイクするまでの嵐メンバーの日々を、秘蔵エピソードで綴った本『嵐、ブレイク前夜』(主婦と生活社)が4月17日に発売される。

 同書には衝撃的な事実の数々が紹介されており、《このころに起きたある出来事がなければ、この5人にはなっていなかった》という気になる記述も。

 その出来事とは、’99 年1月に写真誌が報じた、人気Jr.4人による未成年飲酒・喫煙事件だ。この4人が事務所から解雇されたことが嵐の人選にも大きく影響したとして、ジャニーズJr.ファンのこんな証言が紹介されている。

《特に、浜田一男クンっていうファニーフェイスのブサイク担当の子が、相葉ちゃんか大ちゃんの代わりに入っていたんじゃないかと。ジュリーさん(メリー喜多川の娘で、副社長でもある藤島ジュリー景子)のお気に入りでしたしね。あと、顔の濃い大坂俊介クンっていうのもクビになっちゃったんですけど、マツジュンのポジションは彼だったかもしれません》

 そんな紆余曲折を経て、嵐に決まった5人。二宮和也や櫻井翔は、違った未来を思い描いていた。

「二宮クンは演出や制作といった裏方の仕事に進みたいと考えており、デビュー直前まで悩んでいたみたいです。櫻井クンも、高校を卒業したら大学に入って就職して、という普通の道を行くつもりだったので、高3でのデビューには正直、戸惑っていました」(芸能プロ関係者)

 Jr.には“そこそこやって満足できたらもういいや”というタイプと、“デビューしてもっと売れたい”という2通りのタイプがいるそう。

「二宮クンや櫻井クンは前者だったんですね。対照的に、松本クンや相葉クンは“嵐以外の人生は考えられない”とまで言っていました。大野クンは大野クンで知名度の低さを気に病んでいたし、5人のスタンスはかなりバラバラだったんですよ」(ワイドショースタッフ)

 そのためか、今の嵐からは想像もできないようなメンバーたちの葛藤も、同書にはリアルに記されている。デビューから数年たっても本格的なブレイクにいたらず、後輩グループに抜かれそうになるなどして焦り、苛立つ5人の姿も。

「15周年を迎えた昨年、これまでの軌跡を振り返るドキュメンタリー番組が作られたりしましたが、この本にはそこでは語られなかったエピソードが次から次へと出てきます。プライベートについても、それぞれの恋愛事情などが明かされ、嵐のファンならドキドキすること請け合いなのではないでしょうか」(前出・芸能プロ関係者)