業績は2期連続で前年を下回る

「若鶏のからあげ5個入りが税別280円なので、3個198円、6個396円という価格は、セブンのホットスナックとしてはやや強気な設定といえなくもありません。原材料費や人件費の上昇を反映したものとみられますが、節約志向が強まる中では割高感を持たれやすいでしょう」(流通アナリスト)

 さらに、こうした価格設定の背景として、企業側の収益状況にも注目が集まる。4月9日には、株式会社セブン-イレブン・ジャパンが加盟店の利益状況を公表。2024年度は前期比4.3%減、2025年度は上期が4.2%減、下期が0.7%減となったことを明らかにした。

「阿久津知洋社長は、業績が2期連続で前年を下回った点について“非常に大きな課題で、責任を感じている”と述べています。今後は、時間帯によっては1人で店舗を回せる体制づくりを進め、人件費の抑制を図る方針を示しました。しかし、この“ワンオペ”推進には現場負担の増加を懸念する声も根強いです」(前出・流通アナリスト)

 “ワンオペ推進”に批判の声があがる中で発表された今回の新商品。調理工程が増える商品の導入に疑問を呈する声も目立つ。

《店員大変すぎるやろ。レジや品出しと重なったら絶対に回らない》

《新しい機材を導入して人手が必要なものばかり増やしておいて、ワンオペを推奨するとか頭おかしいやろ》

《ワンオペ導入で炎上してるのにさらに人手が必要な企画を導入。経営陣は現場を分かっていないようでそりゃ客離れにもなるはずですね…》

 また、そもそも店内で揚げるので《たこ焼きじゃないよね》といった指摘も見受けられる。手軽さと“できたて感”を打ち出した新商品。利便性を求める消費者に受け入れられるのか、それとも価格や現場負担への不満が上回るのか。苦境に陥るセブンの今後を占う試金石となりそうだ。