大河は週45分、朝ドラは週75分
この異例の展開についてNHKは「順番が前後しますが、決まった方から発表させていただきました」とコメント。
では、なぜこんなに先々の作品と出演者を決め、早々に発表していくのか。前出のテレビ誌記者がそのウラ側を解説する。
「朝ドラは1話15分、月曜から金曜まで5回放送なので1週間合計75分です。大河ドラマは1回45分なので約2倍の長さを毎週放送していることになります。この量を毎朝届けるためには、かなり前倒しで動いており、放送が始まる半年前には撮影がスタートしています」
つまり制作チームにとっては「今から」動かないと間に合わないというスケジュール感だという。もうひとつの大きな理由は、なんといっても出演者のスケジュール確保だ。
「朝ドラの主演級になると、準備期間も含めて約1年間拘束されます。人気の俳優や、引く手数多の脚本家は2〜3年先まで予定が埋まっていることも珍しくありません。今回のようにクドカンさんと河合優実の超売れっ子タッグは、事務所ともかなり前から交渉をしてたのではないでしょうか」
NHKの朝ドラは春からの作品(前期)を「東京のNHK放送センター」、秋からの作品(後期)を「大阪のNHK大阪放送局」が半年ごとに交互に制作する“2班体制”だと言われている。『ほんのモキチ』は東京担当になり、飛ばされた27年後期は大阪担当になる。
「今回は東京の企画やキャスティングが単にスムーズに行ったからではないでしょうか。27年の発表も楽しみですね」(前出)
「NHKの朝ドラは本当に特別な作品だと思う」会見でそう述べた河合優実。歌人・斎藤茂吉の妻であり、かつて“痛快ばあさん”として世間を賑わせた“猛女”斎藤輝子。お目見えは2年先となるが、鬼才・宮藤官九郎の筆で描かれる朝ドラ史上〈最も不仲な夫婦〉の物語に期待したい。

















