'20年4月、息子とキャッチボールや素振りをする阿部慎之助
'20年4月、息子とキャッチボールや素振りをする阿部慎之助
【写真】はじける笑顔…見るからに雰囲気が変わった“橋上巨人”のベンチ

 そして、阿部前監督との最も大きな違いは、メディア対応だろう。

阿部前監督は、試合後のメディア対応の場で物憂げな表情を浮かべ、質問に対しても短くぶっきらぼうに答えることが多かった。しかし、橋上監督代行の対応はこれとは真逆です。疑問に感じられた采配の意図を詳細かつ丁寧に説明してくれるため、ファンもすっきりできる。インタビューで『〇〇選手』と呼び捨てにしないところも選手へのリスペクトを感じますし、よかったところを褒め称えるコメントも選手が読めばモチベーションに繋がるはず。

 4日の試合では、まだ同点だった8回の時点で、守護神のライデルが3連投を志願して準備を始めたことなどは、チーム一体となって勝利を目指している雰囲気の良さを象徴していました」(別のスポーツ紙記者)

阿部前監督に萎縮していた若手が

 ネット上でも、ファンから《橋上さん、監督に向いているんじゃないか》《これだけしっかりメディアに説明してくれるとベンチの狙いが分かって応援しやすいし、選手もやる気になると思う》《阿部さんの時はベンチがピリピリいて若手が萎縮しているように見えたけど、今はみんな伸び伸び野球をやっている》との声が聞かる。

「9日から交流戦首位のソフトバンクは阪神、巨人が最下位の楽天というカード。ファンは交流戦の優勝にはそれほどこだわっていないかもしれませんが、結果しだいでは最後の西武戦が優勝争いの直接対決になる可能性も出てきました」(スポーツ紙デスク)

 ペナントレースでも阪神、ヤクルトとの差をグイっと詰めてきた橋上巨人。諦めない戦いぶりと劇的な勝利の連続に、ファンのV奪還への期待は高まるばかりだ。