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ー 原辰徳氏も「必要な存在」と絶賛
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ー 若手を育成、起用した阿部前監督の功績

 セ・リーグのペナントレースは阪神、ヤクルト、巨人の三つ巴の争いとなっていきそうな気配だ。とりわけ、若手の躍動が目立つのが巨人。昨年のドラフト1位2位コンビが期待通りの活躍を見せて「新人王」候補と目されるなか、ここへ来て6月に絶好調なあの野手も名乗りを挙げている。

 今季のセ・リーグ新人王争いは、開幕から巨人のルーキー投手2人が引っ張る形となっていた。ここまで9試合に先発して5勝4敗、防御率2.98の成績を収めているドラフト1位の竹丸和幸と、救援として22試合に登板し、初登板から16試合連続無失点という球団新人最長記録を樹立して防御率1.40をマークしているドラフト2位の田和廉だ。

 そもそもNPBにおける新人王(最優秀新人)の選考資格には、海外のプロ野球リーグに参加した経験がないこと、支配下選手に初めて登録されてから5年以内であること、前年までの1軍実績が「投手なら30イニング以内」「打者なら60打席以内」という条件がある。

「ここへ来て、竹丸・田和を猛追いしているのが、巨人・浦田俊輔です。プロ2年目ですが、昨年、1軍での通算打席数が『60打席ぴったり』だったため、実は今季も有資格者。おそらくは、首脳陣が打席数を“調整”していた可能性が高く、それだけ首脳陣やフロントが2年目の大化けに期待を寄せていたということでしょう。浦田は4月こそ打率1割7分1厘と苦しんでいましたが、5月に3割をマークすると、6月はここまで打率4割5分5厘と打ちまくっている(6月9日時点)。新人王でそこまで重視されているわけではないものの、出塁率と長打率を足し合わせた指標・OPSは現在.635という驚異的な数値を叩き出しています」(スポーツ紙記者)

 何より、浦田はその圧倒的な足の速さでファンを魅了している。6月7日時点でリーグトップタイとなる15盗塁をマークしており、失敗はわずかに1回。このままのペースを維持できれば、巨人の選手としては2011年の藤村大介以来となる「盗塁王」のタイトル獲得も十分に狙える位置にいる。

原辰徳氏も「必要な存在」と絶賛

 6月2日に東京ドームで行われたオリックス戦でも、浦田は8番・ショートでスタメン出場し、2打席連続のライト前安打を放つ大活躍を見せた。この試合の特別ゲスト解説を務めた元監督の原辰徳氏は「私もこのチームに非常に必要な存在だと思いますね。足もあるし、守備もいい。バットのヘッドが簡単に返らないバッターは、いいバッターなんです」と、そのしぶとい打撃技術と姿勢を大絶賛。また、辛口で知られる野球評論家の江本孟紀氏も「なかなか面白い存在」とその実力を認めるなど、球界OBからも熱い視線が注がれている。