今季の楽天は、昨季ベストナインの宗山塁のケガや、前田健太、ボイトの不調など主力級の誤算が響いてチームは最下位に低迷。深夜に三木監督の交代を発表し、その後、首脳陣の配置転換を断行したが、現場の混乱は収まっていない。チームは63試合を終えて23勝39敗1分けの借金16。5月以降もテコ入れを図ったが、劇的な改善は見られず、厳しい戦いを強いられていた。
ダルビッシュ有や大谷翔平、佐々木朗希らを指導
「三木監督の休養発表後、ネット上ではすぐに次期監督のサヤ当てが始まりましたが、一部のファンからは『ヤクルト出身者』を予想する声が多く上がっていました。楽天はこれまで、野村克也氏や石井一久GM、三木氏が監督を務めたほか、ヤクルト元監督の広岡達朗氏も三木谷オーナーからチーム作りの相談を受けていたとされています。
さらにヤクルトからの移籍選手も多いことから、以前よりオーナーの『ヤクルト愛』が取りざたされていました。白羽の矢が立った吉井氏も、現役時代にヤクルトでリーグ優勝や日本一を経験。見事に“好み”に合致する人選となりました」(スポーツライター)
スポーツ紙などの報道によれば、吉井氏本人は球団側の熱烈なオファーを快諾し、監督業の復帰へ意欲を燃やしているという。
「今季の楽天は投打で課題が山積みになっており、得点数と防御率はともにリーグワーストと苦しい戦いです。それだけに、吉井氏という知名度も実績もある大物をシーズン途中に外部から招聘できたことは、チームが変わる大きなきっかけとなるはず。吉井氏は引退後、日本ハムやロッテで1軍投手コーチを歴任し、ダルビッシュ有や大谷翔平、佐々木朗希らを指導。また、筑波大学大学院で体育学を専攻し、独自のコーチング理論を確立しています。まずは、その豊富な知見で投手陣をどう立て直すのか見物です」(スポーツ紙デスク)
ネット上では、吉井氏の就任報道を受け、「ダル、大谷、佐々木の指導に携わっていたのは興味深い」「他球団のデータも豊富だろう」「今季は様々な見極めをして、来季に活かしてほしい」といった期待の声が聞かれる。
「吉井新監督の初陣は、リーグ再開初戦となる6月19日のロッテ戦が最有力とされています。いきなり昨季まで率いた古巣との対決になるため、注目を集めることは間違いありません。ただ、現在の楽天の台所事情は非常に厳しく、すぐに結果を求めるのは酷。フロントが吉井氏のビジョンを尊重し、目先の勝敗だけでなく来季以降のチーム作りの全権を委ねられるかが再建の鍵になるでしょう」(前出・スポーツライター)
関西弁の明るい人柄で知られる吉井氏。混迷を極める楽天に新風を吹き込めるか。






















