2か国を一度に訪問されるのは24年ぶり
オランダとの温かい交流に支えられた雅子さまだが、今回の訪問でも、終始お元気そうな様子を見せられている。
「アムステルダムに到着された際、雅子さまは生き生きとした満面の笑みを浮かべて車窓から手を振られていました。降車後に運転手を労い握手をされるという普段は見られない一幕も。歓迎式典では、日本人学校の子どもたちに気さくに話しかけ、自ら国王夫妻に通訳をされるなど、“お気遣い”があふれ出る場面が印象的でした」
そんな中、今回の訪問でも新しい“壁”にチャレンジされている。
「オランダのあと、ベルギーを訪問されます。2か国を一度に訪問されるのは'02年のオーストラリア、ニュージーランド以来、実に24年ぶりのことです」
『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務めるつげのり子さんは、今回の日程について驚きを語る。
「令和以降、国賓としての外国訪問は長くても移動を含め8日間でした。今回、2週間の長期にわたるご訪問に挑戦してみようという意欲そのものが、雅子さまの体調が回復してきている証拠ではないでしょうか。ここで自信を持たれれば、令和の皇室外交における新たな“ターニングポイント”になり得ます」
国民からも《皇室外交していると輝いていますね》など、称賛の声があふれている。しかし、今回の訪問の異例さはその長さだけではない。
「到着後の数日間を静養に充てられたのは、雅子さまの体調に万全を期すためでしょう。過密日程ではなく、負担を抑えて持続可能な形で臨むという、今の両陛下に適したアプローチといえます。その結果、現地では陛下おひとりでの公務が多くなりましたが、ご病気がありながら“長期の2か国訪問に臨んだ”こと自体に大きな意義があります。次回は、より多くの公務をおふたりでこなされる姿を見たいですね」(前出・皇室担当記者)
前出のつげさんは国際親善の大切さをこう話す。
「対立が深まる世界情勢の中で、皇室とヨーロッパ王室が平和を説いて友好を深めることは、国や言語を超えた絆を示す重要な役割を果たします。そこに大きな期待が寄せられています」
両陛下は“令和スタイル”で、より一層の活躍をなさることだろう。
つげ のり子 西武文理大学非常勤講師。愛子さまご誕生以来、皇室番組に携わり、現在テレビ東京・BSテレ東で放送中の『皇室の窓』で構成を担当。著書に『素顔の美智子さま』など

















