前大会より増加した放映権料

 今大会の放映権をめぐっては、NHK・日本テレビ・フジテレビによる地上波放送と、DAZNによる全104試合をライブ配信という新たな体制で迎えることとなった。

 今大会の国内の放映権料は一部報道で約350億円規模と報じられており、前回大会よりも大幅に増加したと見られている。この放映権高騰によるコスト圧縮で担当の割り振りが流動化すれば、アナウンサーの準備期間が短縮され、選手名やプロフィール整理などが不十分だった可能性もある。

「実況アナウンサーは限られた準備時間の中で選手情報を頭に入れなければなりませんが、少なくとも試合に出場する主力選手の名前は覚えていてほしいと思うのがサッカーファンの気持ちでしょう。中には実況の質を気にするファンもいましたが、中継体制が変化する中、人選や実況の質をどう担保するかは今後の課題になりそうです」

 6月26日(金)日本時間8時キックオフのスウェーデン戦(NHK)では解説に本田圭佑・柿谷曜一朗・林陵平ら元日本代表の解説陣を揃えることで、視聴者の期待に応える体制が維持されている。

 日本がグループステージを何位で突破できるかの大一番、ピッチの熱狂とともに、中継席の「言葉」にも注目が集まる─。