三者三様の言い分
事務所は取材に対応したものの、《一方的な内容が報じられることは極めて遺憾》としている。前出のスポーツ紙記者は、フジテレビ側の対応に不信感を抱く。
「たとえ、台本に直接的な接触の描写がなかったとしても、“夫婦役”という設定である以上、多少の接触を考慮するべきなのでは。ましてや、佐藤さんはアドリブ演技が秀逸な俳優ですし、フジテレビ側の思慮が欠けていたと思います。
佐藤さんの演技に制限をかけたくないという思いと、橋本さん側の身体接触の制限は、どちらも理解できることなので、フジテレビ側が間を取り持つことができていれば、こうしたトラブルにはならなかったのではないでしょうか」
報道から一夜明けた7月2日、今度はフジテレビがコメントを発表。冒頭では、《今回の記事の掲載について、関係者のプライバシー侵害や二次被害に繋がるおそれが高いものと考え、掲載中止を強く申し入れましたが、それにもかかわらず記事の掲載に至ったことは大変遺憾です》と『文春オンライン』の対応に疑問符をつけた。
フジテレビは佐藤が橋本の顔に触れたこと自体を問題としているわけではないと説明。続けて、《男性俳優が、女性俳優が演技上の制約を有することになった経緯を認識しながら発した言葉等が、外部弁護士による調査において問題視されたことを受けて、当社は、『フジ・メディア・ホールディングス グループ人権方針』に則って、これまで適切な環境調整や関係者への配慮・保護に努めてまいりました》としている。
フジテレビのコメントに対して、ネット上で、
《最初から佐藤さん本人に伝えていればよかったのでは?》
《役者を守る気がないならドラマなんか作るな》
《プロデューサーが佐藤二朗に伝えてなかったことにはダンマリ。そこの責任について明らかにしろよ》
《何言ってるの?トラウマがある女優をキャスティングしてトラブルになったフジテレビの責任について言及しろよ。佐藤二朗のせいにしてるんじゃないよ》
錯綜するさまざまな言い分。果たして、「ほんとうのこと」は明らかになるのだろうか――。

















