沖縄県に心を配られ、夏を迎えられた天皇ご一家

 また、雅子さまは見事な着こなしを披露され、既に売れ行きにも影響が出ているという。

7月15日、那須御用邸での静養に入られた天皇、皇后両陛下と長女・愛子さま。何かを発見されたご様子
7月15日、那須御用邸での静養に入られた天皇、皇后両陛下と長女・愛子さま。何かを発見されたご様子
【写真】天皇ご一家の那須での「かりゆしリンクコーデ」と愛子さまご着用の商品

実は雅子さまが着用されているのはメンズの商品なんですよ。襟つきのボタンダウンになっていて、それをうまくウエストのベルトで締めて、レディースっぽく着こなされています。雅子さまがお召しのかりゆしも、ちょうど今日(7月16日)、最後の1枚が売れてしまい、愛子さまのものは在庫僅少となっています。もう早い者勝ちですね。在庫がないというのは製造元としても辛いのですが……。毎年新しい柄を生産していくため、再生産の予定はありません」

 これだけの反響を集め、天皇ご一家もお墨付きのかりゆしには、沖縄県ならでは強いこだわりが詰まっている。

「沖縄に自生する月桃というショウガ科の植物の茎から繊維を取り出して、綿と混ぜて糸を作っています。それを織った後に生地に柄をプリントし、最後に紫外線カット効果のあるエキスを生地に塗布するという製法です。 沖縄県産の特殊な糸で作られているため、かなり地元にこだわっています。紫外線カット効果もありますので、ご静養にぴったりな商品だと思います

 長年展開を続けるこだわりの商品を“ご指名”された喜びはひとしおだ。

「なんとか20年ぐらいやらせていただいて、天皇両陛下がお召しになられたことで、初めて全国的に広まったように感じます。かりゆしは知る人ぞ知る存在でしたが、なかなか認知度が上がらず、ここに来てようやくその魅力が世間に伝わったという感覚です

 反響の大きさは、沖縄県全体への好影響も期待ができるという。

「かりゆしは沖縄県内で縫製され、さらに認定工場という工場で作られていないと商標がもらえない仕組みになっています。沖縄の縫製産業を助けるという意味でも、非常に大きな影響力があります。沖縄県では銀行や官公庁でも、夏場はほぼ全員がかりゆしを着て仕事していますから」

 今年も沖縄県に心を配られ、夏を迎えられた天皇ご一家。残念ながら、ご一家と同じかりゆしは在庫限りの販売となり、再販予定はないそうだが、今回のかりゆしご着用をきっかけに、沖縄の産業がさらに盛り上がることに期待したい。