2月23日、天皇陛下は66歳の誕生日を迎えられた。 例年は寒さの厳しい時期だが、一部地域で夏日となるなど、春の訪れを感じる暖かさの中で一般参賀が行われ、皇居を訪れた多くの参賀者から、陛下を祝う歓喜の声が上がった。
「手作りうちわ」を持参する人の姿が
「誕生日の一般参賀では、皇族方のお出ましがあるのは午前中の3回のみです。午後は参賀者の記帳や名刺をお受けする場となり、皇族方はお出ましになりません。それでも今年は約2万7000人の方々が皇居まで足を運びました。
当日は夏日で汗ばむ陽気だったため、係の人から参賀者に向けて、上着の脱ぎ着や水分補給などによる体調管理をたびたび促していました。普段の参賀では見られないアドリブの効いたアナウンスが新鮮でした」(皇室記者、以下同)
今回の一般参賀で注目されたのが宮殿東庭の“警備体制”だ。
「警備は過去最高レベルの厳重さで、ベランダ下に配備された警察官は約30名と、従来の5倍にのぼりました。1月の新年一般参賀で起きた“全裸での柵突破事件”を受け、最大限の警戒態勢が敷かれていました。
最前列には、新たに防護ネットが張られるなどの対策が講じられていました。ネットの固定にも工夫が見られ、上部は結束バンドで強固に固める一方、下部はひもで結ばれていました。不審者の侵入を阻止しつつ、急病人などが出た場合には速やかに開放して誘導できるよう、安全面にも配慮した結果だと思われます」
厳重な警備の一方で、令和ならではの光景も見られた。日の丸の旗に混じって、色鮮やかな「手作りうちわ」を掲げる参賀者の姿が目立っていたのだ。
「いわゆる“推し活”でおなじみのうちわですが、最近の皇室行事ではぐっと増えた印象です。令和という時代の空気を感じますし、皇室がより身近な存在になっている証左かもしれません」
愛子さまのお名前を記したうちわを手にしていた60代の女性に話を聞くと「せっかく愛子さまにお会いできる機会。少しでも応援の気持ちが届けばと思い、心を込めて作ってきました」と笑顔で語っていたのが印象的だった。
古くからの伝統である一般参賀に、新たな親しみの形が加わった今年の天皇誕生日。厳戒態勢の緊張感をも溶かすような温かな「推し」の声は、天皇陛下や愛子さまの元へと届いていたに違いない。






















