「スポーツを政治利用しないで」

 また、政府が実際の成果ではなく国民からの好感度を重視していることから、これまでの受賞者にはスポーツ選手が多い。スポーツを利用して不都合な事実から目を逸らさせる「スポーツウォッシング」の効果もあるとされている。

「高市政権といえば報道各社の世論調査で、支持率の低下が明らかになっています。軒並み急落しており、調査によっては2025年10月の内閣発足以来、初めて支持率が5割を下回ったものも。物価高対策などの経済政策を後回しにしているとの批判から、このような結果になったのではと分析されています」(前出・スポーツ紙記者)

2026年4月、園遊会に着物姿で参加した高木美帆(本人のインスタグラムより)
2026年4月、園遊会に着物姿で参加した高木美帆(本人のインスタグラムより)
【写真】国民栄誉賞の高木美帆、園遊会で見せた着物姿が美しすぎる

 支持率が低下中のタイミングでの国民栄誉賞授与発表に、ネット上では「支持率下がると国民栄誉賞授与とか、その場しのぎにスポーツ選手を利用するな」「高木さんの受賞は素晴らしいけど、何で今?という気はする」「スポーツを政治利用しないでほしい」「高木さんが政府の人気取りに利用されるようで可哀相」「支持率のために賞をバラまいているようにすら見える」などの辛辣な声が寄せられている。

 また、スポーツ選手以外では、漫画家の鳥山明氏や手塚治虫氏、研究者として山中伸弥教授、将棋の藤井聡太竜王・名人、アニメ界の巨匠・宮崎駿監督などもめざましい実績を持つが、国民栄誉賞の受賞には至っていないことにも不満が集まっている。

 国民全員が快く受賞を祝えるよう、制度を見直すべき時が来ているのかもしれない。