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 11月6日のナゴヤドームを皮切りにスタートした、コンサートツアー『ARASHI LIVE TOUR 2015 Japonism』。12月27日まで5会場17公演を予定している嵐だが、3日目にして早くも騒動が勃発してしまった。

 発端となったのは11月8日のナゴヤドーム最終日でのことだった。27曲を披露するといったんステージ裏に戻った5人。

 場内からは当然「嵐! 嵐!!」の大コール。ここからアンコール公演が始まり、デビュー曲『A・RA・SHI』を含めた3曲を披露。この時点で開始から2時間40分が経過し、本来ならば全公演終了のはずだった。

「本日の公演はすべて終了しました。退場の指示に従い……」と、規制退場を促すコンサートスタッフのアナウンスが流れるも場内は再度、「嵐! 嵐!!」。退場の声をかき消すように続く嵐コール、しまいにはスタッフへのブーイングさえ聞こえてきたころ、メンバーが登場。

「何だよ! もう原点回帰して終わっただろ。『A・RA・SHI』歌っただろ。“原点回帰”って言葉知っているか?」

 松本潤はスタッフに頭を下げると、大歓声を上げるファンに物申した。

「ネットとか影響スゴイから書き込むなよ。今日ダブルアンコールやったってなったら、それが当たり前みたいな雰囲気になるから。絶対、書くなよ。フリじゃね~からな!」

 説教ぎみの松本をフォローするように、やさしくファンに説明するのは櫻井翔。

「今日が(名古屋)ラストだからじゃなくて、みんなの歓声がすごかったから」

 結果としてダブルアンコールは成立し、『感謝カンゲキ雨嵐』1曲を披露。最後まであきらめなかったファンは大満足したことだろう。

 ところが“説教”もむなしく、またたく間にファンの間でダブルアンコールの話題が広がった。当然、ツアー2会場目の札幌ドームに来場したファンたちもダブルアンコールを期待して、連日にわたってスタッフを無視しての嵐コールが響き渡った。

 結局、札幌ドーム公演でダブルアンコールは叶わず。《名古屋だけダブルアンコずるい》《不公平な感じする》などの声もあふれ、松潤が危惧した事態が現実になっている。

「昨年は東京ドーム最終日のみ、ダブルアンコールがありました。ツアーファイナルだったこともあり、それはファンも理解できるでしょう。が、今回は始まったばかりだっただけに、以後のファンが期待してしまうのは当然のこと。パニックを避けるためにはやむなくのことかもしれませんが、少々軽率だったようにも思えます」(スポーツ紙記者)