お祭りがあるのは当たり前ではない
「まったく何も変えずに続いてきたお祭りは、皆無といっても過言ではありません。ある識者は、どんなに歴史のあるお祭りも、その時々の時代に合わせて変わってきたからこそ、今日まで続けてこられたといいます。
無音盆踊りや全席有料化といった新しい試みも、祭りの本質は変えずに、変わっていくところは時代に合わせて変えていく柔軟性と、勇気の表れだと思います」
では、伝統的なお祭りを今後残していくために、私たちが持つべき視点とは何だろうか。
「まず何より大切なのは、『お祭りは当たり前にあるものではない』という視点だと思います。あるのがついつい当たり前のように感じてしまいますが、実際には、運営してくださる方々の頑張りがあってこそ成り立っています。そのうえで、私たち一人ひとりにできることは決して難しいことではないと考えております。
会場で寄付を募っていれば少しだけ寄付をしてみる、マナーを守る、有料席を購入する、クラウドファンディングで支援する、ボランティアに参加する、SNSで発信してみるなど応援の仕方はさまざまです」
変化を面白がりながら、みんなで笑って過ごせるその時間こそが、いつの時代も変わらない、夏の風物詩なのかもしれない。


















