今こそ見直したい銀行選び(写真はイメージです)
今こそ見直したい銀行選び(写真はイメージです)
【写真】金利も手数料もこんなに違う!プロ注目の“お得銀行5選”

 ここまで、ネット銀行のメリットも多く紹介してきたが、いきなり全資産をネット銀行に移さないほうが安心だ。なぜなら、「通帳がなく、取引内容はオンラインで確認」「スマホを使っての取引」など長年親しんできた方法とは仕様が異なるからだ。

「便利だけじゃない」大注目のネット銀行

「まずはサブの口座として開設して、少しずつキャッシュレスやネットバンキングに慣れていくのがおすすめです」

 従来型の銀行でも、通帳レスやアプリ利用により、数千円ほどの特典が付くキャンペーンも見られる。

「銀行側も支店の窓口はもちろんATMの維持コストが負担になっていて、それだけ力を入れてキャッシュレス化やオンライン化を促したいのでしょう」

 年齢を重ねるほど新しいサービスになじむのが難しくなる。特典のつくキャンペーンが多い今のうちに、少額から利用し、少しでもお得な情報の波に乗れる準備をしておこう。

口座は目的別に“3つ”

 お金をすべて同じ口座にまとめておくと、いつの間にか使い込んでしまいがち。おすすめは、銀行の特性別に口座を作り使い分けること。信号色の「青」「黄色」「赤」のイメージで、3つに分けてみて。

赤口座
将来のためにキープ
教育費や老後資金などキープしたいお金用。簡単に引き出せず、金利の高いネット銀行が◎。積み立て投資用の証券口座もこの仲間。

青口座
日常的な出し入れ用
給料の受け取りや家賃、公共料金、生活費、クレカの引き落としなど、日々の入出金に使う。使い慣れたメガバンクや地銀の口座が向いている。

●黄口座
急な出費や予備費に
家電の買い替えや帰省などに備え、数十万~100万円ほど入れておく。ATMが多く全国どこでも引き出しやすいゆうちょ銀行が便利。

「金利も手数料もこんなに違う」プロ注目の“お得銀行5選”

GMOあおぞらネット銀行
《1つの銀行で口座分けしたい人向け》
 
預金を目的別に管理できる「つかいわけ口座」がユニーク。「生活費用」「教育費用」「投資用」「緊急出費用」など、目的別に最大10口座開設できる。

ソニー銀行
《資産が多い人向け》
 取引内容に応じてステージが変わる優遇プログラムに要注目。投資信託や外貨預金、住宅ローンなどの条件を満たしてプラチナステージになると、Visaデビット付キャッシュカード利用で買い物額の2.0%がキャッシュバック。

auじぶん銀行
《auユーザー向け》
 入金や口座振替など条件を満たした取引でPontaポイントが貯まる。auユーザーならポイントが貯まりやすい。auIDを連携させ、取引内容に応じてステージが上がる「じぶんプラス」を活用するのがコツ。

住信SBIネット銀行
《8/3~のドコモユーザー向け》
 8月3日から名前が「ドコモSMTBネット銀行」に。給与受け取りや口座振替などの利用やドコモ回線とのセットの利用で、dポイントが貯まるおトクな特典を提供予定。

オリックス銀行
《「将来資金用」口座におすすめ》

 定期預金の金利がトップクラス。新規口座開設者限定で、eダイレクト定期預金が1年もので1.5%。ただし、キャッシュカードがなく、引き出すにはいったん他銀行の口座に送金する必要がある。高金利・引き出しにくさで、しっかりキープしたい「赤」口座向け。

西山美紀さん
ファイナンシャルプランナー。All About貯蓄ガイド。日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方を発信中。著書に『お金が貯まる「体質」のつくり方』(すばる舎)、『お金の増やし方』(主婦の友社)。

取材・文/鷺島鈴香