過激な“注目集め”が招く迷惑配信

閉園後の東京ディズニーシーで居残り配信するも、複数人のキャストに囲まれ万事休すの配信者(Xユーザーより)
閉園後の東京ディズニーシーで居残り配信するも、複数人のキャストに囲まれ万事休すの配信者(Xユーザーより)
【写真】「止まりなさい!」暗闇のディズニーシーで逃走劇を繰り広げる配信者

 閉園後の施設に残る様子を撮影し、動画として公開する行為は、今回が初めて問題になったものではない。過去にも国内外で、遊園地や商業施設などに閉館後残る様子を撮影する企画が投稿され、安全面や施設運営への影響から問題視されてきた。

 今回の配信で使われていたのは、ライブ配信サービス「Kick」。

 Kickは2022年にオーストラリアで開始されたサービスで、配信者への高い収益還元率が特徴。一方で、過激なコンテンツへの対応を巡って議論になることもあり、刺激的な配信で注目を集めようとする動きとの関連も指摘されている。

「現在は視聴数や投げ銭が収益につながるため、配信者の中には、より大きな反響を狙って過激な企画に向かう人もいます。結果として、施設や周囲に迷惑をかける行為につながるケースもある。

 一度拡散された動画は、別の人が“成功例”として受け取ってしまう危険もあります。施設側だけでなく、配信プラットフォーム側も問題行為への対応を考える必要があります」(ITジャーナリスト)

 多くの人が非日常を楽しむ東京ディズニーシー。再生数や注目を目的とした行為が、新たな迷惑行為を生まないための対策が求められている。