やっとの思いでデビューも早くも“試練”

「積み上げてきたキャリアを“回収”する形で、40歳を迎えるアイドルがついにデビューする、というニュース性を最大化できる絶好のタイミングだと思います。結成から15年間で築いたファンとの関係性をCDという形に“転換”したいという思惑もうかがえます。40歳になるまで続けてきたからこそ、デビューの意味が生まれたのです」

 やっとの思いでデビューをつかんだが、早くも“試練”が。レコード会社とセカンドシングル以降も契約を継続するには「年内にミュージックビデオ100万回再生」または「シングルの売り上げ5万枚」を達成する必要がある“ミッション付きデビュー”なのだ。

「ミュージックビデオの100万回再生に関しては、グループ公式YouTubeチャンネルの登録者数は21万人いますし、コアなファンが繰り返し再生すれば達成できるのではないかと思います。もう一方のCD売り上げ5万枚は、到達したら快挙ですね」(衣輪氏、以下同)

 2つの条件を見事にクリアする可能性は、十分にあるという。

「長年応援しているファンが多く、熱量は高い。加えてSTARTOファンには、応援するタレントがお世話になった先輩や後輩がデビューする際にCDを買う文化があるんです。つまり“ご祝儀買い”も含めて条件をクリアするかもしれません」

 長すぎる下積み時代を経て、11月11日にCDデビューという夢を叶える4人。ベテランアイドルの挑戦は、始まったばかりだ。

衣輪晋一(きぬわ・しんいち) メディア研究家。雑誌やニュースサイトで執筆するほか、ドラマ企画アドバイザーとしても活動中