長女への“暴行”の疑いで現行犯逮捕された当時を振り返った読売ジャイアンツの元監督・阿部慎之助(『Full-Count』巨人取材班の公式Xより)
長女への“暴行”の疑いで現行犯逮捕された当時を振り返った読売ジャイアンツの元監督・阿部慎之助(『Full-Count』巨人取材班の公式Xより)
【写真】少々やつれたようにも見える、インタビュー取材に応じた阿部前監督

 ところが約1時間後、自宅を訪問してきた警察官によって現行犯逮捕されたのだ。「通報」したのは長女で、彼女が相談の電話をかけた児童相談所によって110番通報されたのだ。ここまでは「事実」とする阿部前監督だが、

「当時は“暴行時に泥酔していた”、長女以外の家族にも“日常的な暴力行為があった”など、一部で報じられていた醜聞に対して【なぜそういう話が出てくるのか疑問に思っていました】と、これを明確に否定しています」(前出・スポーツライター、以下同)

 そして長女ら子どもたちも、騒動後も変わらず学校に通っているとして、【そこが一番安心でした】と安堵する阿部前監督。自身も自制できなかったとを反省し、「アンガーマネジメント」を学んでいるとも明かした。

ワイドショーを賑わせた“疑問”

 一方で逮捕や辞任と同等に、ワイドショーや情報番組で大きく取り上げられた“最大の疑惑”には触れずじまいだった。長女が児童相談所に相談するきっかけとされた『ChatGPT』の利用によって、結果的に父親の逮捕劇を招いている。

 この時、父親から暴力を振るわれた長女が母親や家族ではなく、対話型AI(人工知能)に相談したことがメディアでもセンセーショナルに伝えられ、コメンテーターや指揮者によって論じられたのだ。

「ある意味、なんでもAIに頼る“若者の現状”を表すかのような、世間の関心を集めては賛否両論が起きた長女の行動。ですが、子どもたちへの“フォロー”を優先しているとのことで、あえて触れることはしなかったのでしょう。

 仕事を失った一方で、家族と過ごす時間が増え、長女とも話す機会が多くなったという阿部家。なんでも阿部さんは“けじめ”として禁酒しているそうですが、長女からは【『別にやめなくていいんじゃない?』】と、逆に気遣われたとも話しています。

 高い勉強料になりましたが、今は長女もAIとではなく、あらためて家族と対話できている状況に、そこは阿部さんもうれしく思っているのではないでしょうか」

 今の阿部前監督ならば、巨人をチーム一丸にして優勝に導けるのかもしれない。