デビューは伝説の舞台『ミュージカル テニスの王子様』

『大空港』では、どこか親しみやすいイガグリ頭の愛され上司を演じている加治だが、本格デビューは今から21年前の2005年。伝説の舞台『ミュージカル テニスの王子様』(通称:テニミュ)の青学・桃城武役だった。

 当時は若手俳優集団『D-BOYS』に所属。同期の城田優らとフレッシュな“イケメン王子様”として爽やかにコートを駆け抜けていた。その後、2015年の映画『サムライフ』で半年間に20kgの増量を敢行するなど、役柄に合わせて肉体改造も辞さない圧倒的な演技力を培ってきた。

 本人も「役によって容姿が変わりすぎて顔をあまり覚えてもらえない」と、自虐混じりに語るほどの変貌ぶりだが、この振り幅こそが彼の真骨頂。『大空港』の“頼りない上司”と21年前の“爽やかイケミュ王子”が同一人物だと気づいて、あらためてその沼にハマる視聴者もチラホラ。

 最終回で魅せる「愛すべき清家さん」の勇姿とともに、変幻自在の超実力派俳優・加治将樹の今後に目が離せない。