糖毒脳対策がアンチエイジングに!?
また生活習慣の改善で、血糖の無駄な上昇を防ぐこともできる。
「夜、よく寝ることです。といっても睡眠時間は、長すぎるのも短すぎるのもよくありません。眠れない人は、まず生活を見直してほしいですね。日中に適度に身体を動かせば、よく眠れるようになるはずです。昼食後などにウトウトしたときも、昼寝をせず散歩をすれば、夜の熟睡につながると思います」
また、寝る前に水を飲むと、トイレに起きて眠りが浅くなることもある。
「就寝前の水分をどうしてもとりたいときは、コップ一杯の牛乳がおすすめです。水より浸透圧が高いので、血管の中で水分が保たれやすく、喉は渇きづらくなります。かつ血流も維持されるので、脳梗塞や心筋梗塞を起こすリスクも下がります」
血糖値をコントロールして糖毒脳を予防すると、思わぬ収穫もある、と下村先生は付け加える。
「薬を使わず、食事や運動、生活習慣で血糖値をコントロールできるようになると、肌のハリがよくなり、すごくきれいになる人が多いんです。脳だけではなく身体も若返らせて、人生を謳歌していただきたいですね」
認知症を防いで美容にも効く、糖毒脳対策。始めない理由はない!
糖毒脳を防ぐ「食事」
・糖質を極端に制限しない
・3食をバランスよく食べる
・ご飯など主食は少なめにして腹八分目に
・ご飯は最後に味わう
・早食いをせずに食事はゆっくりと
・甘いものは「ご褒美」にする
糖質を極端に減らさず、朝昼晩の食事をバランスよく、腹八分目を心がけて。おかずを食べてから、最後にご飯を食べる、ひと口食べたら箸を置くなどすることで、血糖値の急激な上昇を抑えることができる。甘いものは「楽しみ」として、週2回程度に。日本産の果物は、糖度が高いので食べすぎに注意。
教えてくれたのは下村健寿先生
医師・医学博士。福島県立医科大学医学部主任教授および副理事。英国オックスフォード大学にて新生児糖尿病の画期的な治療法発見に貢献。現在は、糖尿病など代謝疾患の基礎医学研究に取り組みながら、現役内科医としても活動。
<取材・文/池田純子>



















