日用品は“いつもの品”だけ買いだめ検討

 買い置きに向くのは、食品より腐りにくい日用品。毎日使う洗剤や歯みがきなど、値上げ対象になっている定番品なら、置き場所を確保したうえで少し多めに買うのは有効だ。丸山さん自身も、洗濯洗剤は4リットルの業務用を購入し、普段のボトルに詰め替えて使っているという。

「通販サイトのセールやクーポンで業務用が安くなる場合があります。でも、“安いから”初めての商品を大量に買うのは失敗の可能性もあるので、使い慣れたものに限りましょう」

 自治体指定のごみ袋も、地域によって10月から値上げされる。自治体の発表を必ず確認し、対象なら必要量を前倒しで買う手もある。
“買わない日”は節約をゲームに変える

 丸山さんが実践しているのが、買い物に行かず、お金を使わない「ノーマネーデー」だ。冷蔵庫や食品庫にあるものだけで献立を考え、次の買い物までの間隔を延ばす。

「買わなければ、お金は減りません。家にある食材をどう組み合わせるか、ゲーム感覚で考えると楽しいですよ。使い切りたい食材をレシピアプリや動画サイトで検索すれば、献立も見つかります」

 ねぎや青じそなどの薬味は、少量でも買うと高く、余らせがち。ベランダや窓辺で育てれば、必要な分だけ摘める。丸山さんは100円ショップの種からオクラや青じそを育て、食卓に活用している。無理な我慢より、買わずに済む小さな仕組みを増やすことが、値上げに負けない家計につながる。

「予算が限られるときほど、お金の優先順位を見直して。あるものを最後まで使い切り、食品ロスを減らす。節約は“使わない苦しさ”ではなく、“工夫する楽しさ”に変えられます」

教えてくれたのは丸山晴美さん

節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん
節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さん
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節約アドバイザー、ファイナンシャルプランナー、消費節約アドバイザー。雑誌やテレビ、講演会で節約術やお金の管理運用などのアドバイスを行う。『50代から知っておきたい!年金生活の不安、解消します』『節約の作法 年100万円必ず貯める55の知恵』など著書多数。