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イラスト/ますみかん

「風俗遊びを含めれば、既婚男性の6割以上が浮気経験者だという調査結果があります。経験者ではない4割も“未遂に終わった”“精神的な浮気ならある”と回答しており“妻ひと筋”とはいかないようです」

 と教えてくれたのは、WEBサイト「ダンナの浮気研究室」室長として、浮気事情に詳しいライターの清水芽々さん。

 妻の立場からすれば「許せない」「妻としてのプライドが傷ついた」「切り詰めて生活しているのに浮気にお金を使うなんて!」と怒りがおさまらないのは当然!

 しかし、離婚協議書の作成・コンサルティングなどを手がける行政書士の中野要先生に浮気対策をレクチャーしてもらうと――。

「見境のない行動をとることは考えもの。気持ちはよくわかりますが、まずは真実を見極める冷静さが必要と考えます」

 清水さんも同意見。

 「“浮気は法的にも許されないこと”と夫に認識させることも大事ではないでしょうか。いざというとき、賢く対処できる妻になりましょう」

 実は、クリスマスやバレンタインデーなど恋人たちのイベントの日は、夫が浮気をしている確率が高いのだとか!? バレンタインデーはすぐそこ。この機会を逃す手はありません。もし、浮気の気配を感じたなら、チャンスを逃さず、しっかり証拠を握って夫と浮気相手にギャフンと言わせましょう!

■「確実な証拠」を冷静に集めよう

 浮気の気配だけで夫を問いただすと、なんだかんだと言い訳をしたうえに、逆ギレされて終わり。それでは気がすまないのが妻というもの。数多くの浮気事情を取材してきた清水さんは、

「浮気相手の女性に慰謝料請求をして、夫の浮気を終わらせる妻が増えています」

 慰謝料請求は、夫にとっては強烈なダメージ。浮気のウキウキ気分は一気に地獄へ。

「相手が人妻だったりするとその夫まで登場し、大変なことになります」(清水さん)

 一方、中野先生は、

「一概に法的措置といっても、別れたいのか一緒にいたいのかによって方向性は大きく違ってきます。夫の浮気に直面したら、心を許せる友人や専門のコンサルタントに相談するなどして、ご自身が一体、何をしたいのかじっくり考えてみましょう」

 慰謝料請求となると、やはり夫と離婚は避けられない?

「その後も結婚生活を続けている夫婦もいます。夫婦の立場が逆転して、妻のほうが強くなれたというケースも」(清水さん)

■言い逃れできない写真が決定的証拠に

「離婚の決意が不動であれば、夫や相手方に対する慰謝料請求を信頼できる弁護士に頼むのが早道でしょう」(中野先生)

 離婚するにしろ懲らしめるだけにしろ、必要なのは“決定的証拠”。弁護士の服部和俊先生は、

「決定的な証拠は、探偵事務所の報告書や浮気相手とのメールを写真に撮ったものなどが考えられます」

 探偵事務所に頼む際には、夫にバレないようにすることがポイント。浮気の気配を感じても動揺せず落ち着いて行動することが、何よりも成功に結びつく。決定的な証拠を得たら、自分の進みたい道によって証拠を見せるタイミングや状況を考えておこう。

「責めない、問いつめない、無駄に騒ぎ立てないのがコツ。事前処理を水面下で着々と行っていきましょう。夫と浮気相手に報告書を見せつけて、動揺する様子を見るだけでもかなりスッキリしますよ!」(清水さん)

 次回は『2度と浮気をさせないための「ギャフンの法則」』をご紹介します。