今年5月から気象庁は、線状降水帯が発生する可能性が高まっていることを発生の2~3時間前を目標に知らせる『線状降水帯直前予測』の運用を開始。今夏に例年よりも身近に感じられるようになったのは、こうした背景によるものだといえそうだ。
一方で、線状降水帯による大雨の発生自体が増加しているというわけではないのだろうか。
「気象庁が線状降水帯の発生を発表し始めたのが最近のことなので、昔と比べることが難しいんです。ただ、1時間に80ミリ以上降る“猛烈な雨”は、これまでよりも増えているといえます」
日本中で「経験したことのない大雨」
千葉県では浸水や冠水、土砂崩れなどの被害が頻発しているが、山口氏は全国的に警戒が必要だと話す。
「今後も線状降水帯を含む極端な大雨が増えていく可能性があるので、警戒が必要です。雨の日が増えるというよりも、降るときは一気に大量に降るというイメージでしょうか。雨の降り方も変わってきているように思います。条件さえそろえば、豪雨はどこでも起こりうるものです。すでに被害が出ている地域に限らず、経験したことのない大雨が日本の至るところで発生する可能性は十分にあるといえます」
地域を問わず、大雨への油断は禁物ということ。各自がしっかりと対策を取っていく必要がありそうだ。


















