目次
Page 1
ー 落合博満、森繁和以外は“名古屋式”

 10月15日、中日ドラゴンズ・工藤公康新監督の就任が正式発表され、名古屋市内のホテルで記者会見が行われた。

「私は名古屋出身で、ドラゴンズについては思うところがあった。名古屋の人と話をして、みなさんがドラゴンズのことを強く思っていることを知った。私自身、できることがあれば何か恩返ししたい」

 自身も名古屋市出身で、地元の名門・名古屋電気高校(現・愛工大名電)からプロ野球に進んだ工藤監督だけに、中日からのファーを引き受けた理由を名古屋への「恩返し」と明かした。

 福岡ソフトバンクホークス時代は監督として3度のパ・リーグ優勝、5度の日本一に導いた名将。6年連続Bクラス、うちの4度は最下位と低迷期にあるチームを“改革”すべく、ついに中日OBではない“外部”監督を招聘した格好だ。

 そんな新たな名古屋の“君主”を迎えるにあたって、球団が会見場に用意したのはド派手な「金屏風」。芸能人の結婚会見ではお馴染み、一般でも結婚式や披露宴、各式典などお祝いの席で見られる金屏風だが、これまで監督就任会見で用意されてきたのはほぼ中日1球団のみ。

 他球団の多くは球団旗やロゴをバックにした会見が主流で、今シーズンから指揮をとる東京ヤクルトスワローズ・池山隆寛監督、横浜DeNAベイスターズ・相川亮二監督、千葉ロッテマリーンズ・サブロー監督、そして途中から就任した東北楽天ゴールデンイーグルス・吉井理人監督もそれぞれ球団旗やロゴの前で臨んだ。

落合博満、森繁和以外は“名古屋式”

2026年10月15日、中日ドラゴンズ監督就任に伴い、名古屋市内のホテルで会見の臨んだ工藤公康氏 写真/共同通信社
2026年10月15日、中日ドラゴンズ監督就任に伴い、名古屋市内のホテルで会見の臨んだ工藤公康氏 写真/共同通信社

 片や中日は遡れば、落合博満氏から政権を引き継いだ2012年の高木守道氏以降、谷繁元信氏、与田剛氏、立浪和義氏、井上一樹氏と、2017年の森繁和氏をのぞく歴代監督の就任会見でやはりド派手な金屏風が用意されている。一方で、落合政権以降の15年で13回のBクラスの現実もある。

 そんな“名古屋式”の金屏風会見に、

《金屏風前の会見って久しぶりに見た》
《金屏風似合いすぎでしょ(笑)》
《後ろが金屏風ってやりすぎだと思うけど、それだけ球団が工藤監督に再建に期待をかけているっていうあらわれだね》
《球団変革色々やってくれてるからそろそろ監督就任会見の時の前時代的金屏風も変えてほしいね》

 ネットではさまざまな意見も上がっている。

 もちろん、金屏風がチームの低調を招いている訳ではないが、ファンは就任会見での“見栄”ではなく、セ・リーグ優勝を果たした後の監督会見で金屏風が見たいのが本音だろう。