いまだ明らかにならない“父親”の存在

 容疑者は福岡県福岡市で生まれたが、物心のつく前に両親が離婚。母親は別の男性と再婚したものの、数年後に祖母が脳梗塞で倒れたことで、男性との離婚を決意し実家へ戻ることに。容疑者が小学生のころだった。

「小柄でおてんばな女の子だった気がする。でも、小学校の途中からこの田舎へ転向してきたから、同級生や周囲とはなじめていなかったかな。高校の途中までここにいたようだけど、まったく見かけなかったね。

 母親は昔は美容師をしていたけど、介護士に転職してシングルマザーとして頑張っていた。容疑者も母親と同じ地元の名門美容専門学校を出て、最初は美容師をやっていたけど、それからアパレルへ転職したようです」(近隣住民)

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 2年ほど前から、母親に内緒で派遣型風俗店で働きはじめたという。

「県内では福岡市を中心として店舗を転々としていただけではなく、他県にも短期間、たとえば1か月ぐらい家を出て行っていたと証言しています。稼いだ金は生活費と遊興費で使っていたとのこと」(前出・捜査関係者、以下同)

 殺めてしまった子ども2人の父親については、

「7月に産んだ第二子の父親は交際中の男性だというので彼を聴取すると、肉体関係は否定しないが“交際はしていない”と。それで彼と第二子のDNA鑑定をしたところ、まったく違うんです。去年の第一子との関係性も調べましたがシロでした。容疑者はなにせ証言がコロコロ変わる。証拠を提示すると変遷していくのでね。

 もちろん、風俗店の客が父親ということも十分に考えられます。ただ、2人の子どもの命を奪い遺棄したことは、いかなる事情があったとしても許されない、重大なことでしょう」

 容疑者は、「子どもには悪いことをしてしまった」と反省の色も見せていて、母親も「孫の顔を見たかった」と一部のマスコミに告げたと言われている。母娘関係は決して悪くなかったと思われるだけに、周囲に相談することができていれば、防げた悲劇だったのではないだろうか……。