気胸を甘く見たらいけない

「ブラやブレブがつぶれる際に起こる、突然の胸痛が挙げられます。またつぶれてもれ出た空気が肺を押しつぶすと、せきや呼吸困難を起こします。安静時に起きやすいという傾向がありますね」

 肺は2つある臓器で、たとえ片方の肺が気胸になっても、もう1つの肺が機能を補ってくれる。それゆえ気胸を起こすと前述のような症状を起こすものの、気胸になったからといって即、危険な状態になることはあまりない。だが、まれに緊急性が高いこともある。それが緊張性気胸と、両方の肺が同時に気胸を起こした場合だと河﨑医師。

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18歳男性=原発性自然気胸のX線写真。もやのような細い網目模様は肺の中に走る血管。向かって左の肺に比べると、右の肺の上半分に網目模様(血管)がないことが見て取れる。肺が矢印の位置まで押しつぶされてしまっている。右側の2枚のCT画像は、輪切りにした体内を写し出したもの。肺上部(上)と比べても、下部(下)は特にひしゃげているのがわかる
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「胸の中にどんどん空気が入り込み、圧が高くなることがあるのです。これが緊張性気胸ですが、心臓を圧迫し、場合によっては血圧が急激に下がったりして危険な場合もある。また、ごくまれに両方の肺に同時に気胸が起きる場合があります。こうなると呼吸ができなくなりますから、急を要する事態です」

 "せきや息切れ程度なら大丈夫"と、気胸を甘く見たり、放っておいたりしてはダメ。河﨑医師の言うとおり、考えてもいなかったようなことになる場合もあるからだ。

 事実、相葉クンも2002年に右肺、’11 年に左肺に気胸を発症。緊急入院したばかりか、一時は芸能活動引退も考えたことを告白。昨年には、『BUMP OF CHICKEN』藤原基央さんが予定されていたライブを延期、緊急入院して手術を受けている。