「彼女はブログに手料理の写真をよく載せていたのですが、実はその写真のほとんどを他人のブログから無断で転載していたとわかったんです」(スポーツ紙記者)
伍代夏子のブログ記事を巡って議論が沸き起こっている。
きっかけは6月7日の記事。お弁当の内容を写真つきで紹介するも、
「タコさんウインナーは他人の料理ブログから転載。おにぎりの中身として載せている焼いたタラコの写真は、お寿司屋さんのブログから取ってきたものでした」(前出・記者)
さらにキッコーマンのホームページからも使用していることが判明。これにいたっては、画像転載禁止のためのマークを切り取って掲載していたという。
7月13日にそれらの指摘を受けた伍代は14日の朝7時にブログで謝罪。転載についてはこんな釈明を。
《お恥ずかしい話、ワタクシは今の今までウェブ上にある画像は自由に使っていいものだと思っておりました。実際、思い通りの写真が取れなかった時などは、書いた記事のイメージに合った写真をわざわざ探して載せていたのですが》(編注:原文ママ)
アディーレ法律事務所の鈴木淳也弁護士に見解を聞くと、
「著作権の中でも複製権の問題に該当しますね。個人が撮った写真でも著作権が発生するんです。それを複製する権利は著作者にしかありません。勝手に複製してブログに掲載していたわけなので複製権の侵害になります。ただし、著作者が告訴しなければ捜査機関は動きません。民事上の請求も著作者が訴えない限り、発生することはありません」
今回は運良く訴訟は免れそうだが、もし告訴されて侵害にあたると認められた場合には、
「あくまでもケースバイケースですが、著作権法違反によると、10年以下の懲役か1000万円以下の罰金の規定が定められています」
そこで著作者側にも話を聞いてみた。タラコの画像を無断転載された石川県にある『幸寿し』の店員は取材で初めて騒動を知ったというが、「全然かまいませんよ。でも、うちの商品を買ってほしかったな」と明るく答えてくれた。キッコーマンからは回答を得られなかった。