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 9月24日、右乳房の全摘出手術をした北斗晶。手術直後に埼玉に住む両親に話を聞いた。

 母・松江さんが北斗の変化に気づいたのは9月22日、レギュラー番組の『5時に夢中!』(TOKYO MX)を見ていたときだった。

「長女の家族と一緒に見ていたんですが、あの子の髪の毛が短くなっているのをそこで初めて見て驚いてね。そしたら昨日の午前中、うちへ線香をあげに来たときに“実はがんになっちゃったから、これから入院するんだよ”って聞かされて、さらにビックリ。入院の当日ですからね。でも、全然沈んだ様子はなくて、むしろいつもより明るく振る舞っていたくらい」

 長かった髪を45センチ切った。術後の抗がん剤治療で髪が抜けることにより受けるショックを、あらかじめ軽減するために医師からすすめられたという。

 治療が終われば、髪は生えてくる。いちばんつらいのは乳房の摘出だ。松江さんもこう語る。

「胸を取るっていうのはすごく難しい決断だったと思うけど、取らなかったら長くは生きられないっていう状況だったからね。いくつで亡くなるのも人の宿命だけど、あの子には健介さんも息子たちもいるから、胸を取っても長く生きられるほうを選んだんでしょうね」

 ただ“同じ女性として、胸を取らなければいけないという状況について、どう思いますか?”と尋ねたところ、「私なんか年寄りだし、あの子の母親だから、代われるものなら代わってあげたいと思っちゃうよ。でも、こればかりは代わってあげられないからね……」 と、絶句。

「でも、久子が頑張っているから、私たちもクヨクヨしていられないよね!」

 北斗スマイルにも似た笑顔に切り換え、そう言い切った。だが、治癒率が上がってきたとはいえ、がんは大変な病気。まして、北斗の場合はリンパに転移している可能性も低くないという。それでも、彼女はブログでこんな意気込みを。

《必ず戻ると、現時点では約束はできませんが…お前なんかいらないよ。と言われても…テレビ業界に、私みたいな口が悪くて下品で品のないブスなオバちゃんも必要だと思ってるので。今は、「またね!」と言わせてください》