「いろいろなフグがいるんですね」

 山口県下関市にある水族館「海響館」のフグの水槽で、自らも目をクリクリさせながらそう述べられた秋篠宮家の次女・佳子さま。

 6月7日に三菱重工業が建造した海底広域研究船の命名式などに出席するため同市を訪れていた佳子さまは、前日にはこの水族館もご視察。

 宿泊されたホテルにも佳子さま見たさの人が集まり、下関は"佳子さまフィーバー"に沸いていた─。

 下関へ出発される3日前には、国賓として来日していたフィリピンのアキノ大統領の「宮中晩餐」会に初めて出席し、ピンクのドレス姿も大いに注目を集めた佳子さま。

「アキノ大統領が答辞を述べているときに、英語のご堪能な雅子さまは聞き入るご様子で、佳子さまは翻訳した文書をご覧になる場面が何度も放映されました。それで、佳子さまは英語がお得意でないと思った人がいたようですが、とんでもない。晩餐の後の後席といわれるお茶の時間では、通訳なしで話をされていました。そもそも、アキノ大統領の英語はかなりなまりがあるうえに早口で、佳子さまはきちんと理解するように努められていたということだと思います」(秋篠宮家関係者)

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「海響館」を出発される佳子さま。笑顔と会釈で居合わせた人たちにお応えに(6月6日)

 この春に国際基督教大学(ICU)に入学されてからは、学業に支障がない範囲で公的活動を行っていく方針だが、公的活動への意識は、常にお持ちのようだ。そんなご活躍の佳子さまを、

「5月の終わりから6月の初めにかけて、ICUでは授業によって中間試験もあったので、佳子さまもかなり大変だったはずですよ」

と疲れぎみに言うのは、あるICU生。

「私の最近の睡眠時間は4時間を切る日が多いですね。テストもあるのに課題の量が膨大なんです……。みんな、LINEで励まし合ったり、SNSでグチを吐いたりしながら、なんとか乗り切ろうとしています。佳子さまも同じだったはずです」(同)

 佳子さまも、実はそんな睡眠不足状態で公務に臨まれていたのだろうか─

 皇室を長年取材するジャーナリストで、文化学園大学客員教授の渡辺みどりさんは、こう話す。

「佳子さまは公務と学業との両立も大変かと思いますが、成年皇族として、これくらいは当然というのが秋篠宮家の"家風"なのではないでしょうか。両陛下も80歳を越える年齢で毎日の公務を続けられ、土・日曜日もご予定が入っていることがしばしばです。そんな中、いちばん体力がある20歳の佳子さまが、ハードワークをこなすことは自然と求められるはずです。両陛下も、佳子さまのご活躍を頼もしく思われていることでしょう」