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 ベッキーとゲスの極み乙女。川谷絵音とのやりとりとされる『LINE』がまたも流出してしまった。電波を通した会話の盗み見、どうしたら防げるのだろうか? ITジャーナリストの三上洋氏は、こう指摘する。

「スマートフォンを直接触って『スクリーンショット』で抜き出す方法が現在、流出のケースでは一番多いと思います。浮気や不倫の相談サイトなどでは、昔だったら“携帯メールを見ろ”という話が、今では“LINEを見ろ”と。ガラケー時代でも、情報を盗み見するときは直接携帯を触っていましたからね」

 『文春』誌面にもLINEの証拠画像が掲載されたが、どうやら『スクリーンショット』機能による画像とされる。これは表示されているメールや写真を、そのまま画像として保存。その画像を他人に送ることで流出してしまうのだ。

「スクリーンショットという機能はどのスマホにも備わっているもの。これを利用して、例えば、浮気や不倫であったら、その画像を証拠として保存する、というケースがあります」(ITジャーナリスト・井上トシユキ氏)

 三上氏は流出、盗み見の被害に遭わないための4つの対策を講じる。

「第一に、スマホ本体の端末ロックをかけることです。そして2つ目に、LINEのアプリ自体にも起動ロックをかけること。『アプリ設定』から『プライバシー管理』を選択し、『パスコードロック』の項目で4ケタのパスワードを設定できます。二重のパスコードをかけることでセキュリティーを強めます。

 3つ目に手順『LINE設定』→『アカウント』→『ログイン許可』のチェックをはずすことで、iPadやパソコンからのログインを防ぐことができます。

 4つ目は『LINE設定』→『通知設定』→『メッセージ通知の内容表示』のチェックをはずすことで、通知の際にメッセージ本文が表示されないようにできます。一瞬の覗き見対策にもなります」

 一方でスマホに忍ばせる『遠隔操作アプリ』も存在するようだが、不正な改造が必要になるため、直接操作は難しく、今回の場合は、可能性が低そうだ。

「携帯の画面を見るかぎり、2回ともベッキーさんではなく、川谷さん側から流出したものと推測できます。今回のスキャンダルでわかるのは、ひとりがセキュリティー対策をしていたとしても、その相手方から流出してしまうおそれがあるということ。グループでの会話ならなおさらです」(三上氏)

 井上氏からはより身近な話。

「私が聞いた話では、ある人は寝ている間に自分の指を使われて、スマホの指紋認証機能のロックをはずされたと。手軽で常に手元にあるスマホは便利ですが、普及しているからこそ対策を講じなければなりません」