【タイムリー連載・フィフィ姐さんの言いたい放題】6月29日、東京都知事選(7月31日投開票)への出馬を表明した自民党の小池百合子衆議院議員。突然の出馬表明に自民党内にも衝撃が走り、支援するのか否か、党としての姿勢はいまだ混迷している状況だ。小池百合子議員に対して、かつてから思うところがあったというフィフィは、今回の出馬表明、そして都知事選をどう見るのか。

女性を売りにするのは逆効果!

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 小池百合子議員が出馬表明したことで注目を集めていますが、そもそも彼女って“政界の渡り鳥”と言われていたように、女を売りにして、権力に媚びながら政界を渡り歩いてきた印象があるよね。

 今回も自ら、「女性初の都知事を目指す」って連呼していたけど、そういうのって本来自分で言うことじゃないわけ。自分から言ってしまうと、それこそ女を売りにしているって受け取られても仕方がないし、結局逆効果になってしまう。そういう意味では、今回も彼女らしいなって感じ。

 それにいくら女性という部分を強みに有権者に訴えようとしても、彼女が噂されているさまざまな疑惑をクリアにしない限り、辞職した舛添さんと一緒の道を辿ることになると思うよ。

 舛添さんのときも、最初自民党は好意的ではなかったものの、世論に流される形で公認する向きになったでしょ。今回もそれと同じ構図になってしまう可能性があるよね。また無駄に税金を使うなんてありえない!

 自民党は彼女を公認することを渋っているようだけど、なぜすぐに公認できないのか、その理由を明らかにしてほしいよね。そうでないと、やっぱり疑惑があるから推すことができないのかなと思ってしまう。有権者には知る権利があるんだから、まずはきちんと彼女の疑惑を晴らしておくべきなんじゃない?

一方で、話題の櫻井パパは……

 一方で自民党が擁立を求める櫻井パパ。息子がなんと言っても嵐のメンバーということも手伝い、自民党が推そうとしていたみたいだけど、結局は出馬を固辞したと報道されていましたね。

 たしかに、キャスターや記者として、息子も娘もメディアの世界で活躍している限り、何かあったとき子どもたちの仕事に直に影響が出てしまうからね。メディアコントロールしているといった意見が出てくることだって想像がつきます。メディアの姿勢というのは、政治と対極にあってほしいと私は思っているから、どうしても不信感を抱いてしまう。

 とにかく、いまの自民党は情けないよ。人選の面でほんとに弱いなって思う。下手過ぎます。浮動票をバカにし過ぎ。そもそも自民党自体、優秀だから支持されているのではなく、消去法で選ばれたに過ぎないわけ。そこのところをはき違えないでほしいよね。

 今回の都知事選、いまのところ選べる人がいないって思っている有権者も多いと思うよ。有権者にとっては本当に困ってしまう、辛い選挙になるだろうね。

《構成・文/岸沙織》