■「天皇定年制」の可能性はあるの?

 '11年に秋篠宮さまが、天皇定年制に言及されたが……。

「今の天皇はそういう考え方が嫌いだと思うので、定年制は実現しないと思います。元気なうちは、終身天皇でありたいというお考えです。

 それができないと判断したときには、退位するべきであって、それを一定の年齢で区切って辞めることは本意ではないと思います」(前出・原さん)

■「生前退位」の制度による問題は?

「譲位されると、譲位された天皇と現天皇のおふたりが一緒におられるわけですから、国民の精神的統合という意味で問題が起こる可能性があります。

 憲法で天皇は日本国民の統合の象徴で、国民の精神的な中心でもあるからです」(憲法学が専門の日本大学法学部教授・百地章さん)

 一方で前出の原さんは、生前退位がなされれば不安が解消される可能性があるとも。

「雅子妃が皇后としての任務をまっとうできるかという心配があります。無理に続けるのではなく、秋篠宮夫妻に譲るというもうひとつの道を作るのは雅子妃にとっては望ましいという考え方もあります」

■退位後の両陛下は何をする?

「想像がつかないです。かつて歴史上では、院政を敷いたり出家されて法皇になることもありましたが、今の時代ではないでしょう。

 民間的な発想でいえば隠居だと思いますが、まだまだお元気ですし、何もしないでどこかに隠棲されるというのは考えづらいです」(前出・百地さん)

 一方で、前出の原さんは“特別な場所”を示唆する。

「おふたりにとって思い出の地である“軽井沢”に移る可能性もあるかもしれませんね」

■秋篠宮家のお世話係は東宮職が?

陛下が退位されると、皇太子さまの公務は秋篠宮家が?('15年8月)
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 皇太子ご一家のお世話をする“東宮職”。現在の規定では、皇太子さまが天皇に即位すると、皇太子が空位になるが……。

「このままいけば、秋篠宮家に東宮職がつくのでしょうが名称的にはおかしい。皇太子は天皇の皇子という規定がありますが、今の皇太子が天皇になれば秋篠宮さまは皇子ではない。

 もし皇太弟という名前がついた場合は、東宮職も“皇太弟職”などの名称変更が必要になるかもしれませんね」(前出・百地さん)