ヘンなおばさんと思ったら、すごい先生だった

テツandトモ「僕らは“なんでだろう~”があったから、こうやって歌わせていただけている」
テツandトモ「僕らは“なんでだろう~”があったから、こうやって歌わせていただけている」
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 今年4月には、両A面となるシングルでロック演歌の『泥の中の蛍』と、親子三世代で歌える応援歌『おんなじ空の下』をリリース。6月には、NHKみんなの歌『とろろおくらめかぶなっとう』を発売している。

トモ「『泥の中の蛍』『おんなじ空の下』の詞を書いてくださっている渡辺なつみ先生とは、以前、先生が僕らの営業先だったショッピングセンターに突然いらしてからのご縁なんです。これまで、何度か出演した『THE カラオケ バトル』(テレビ東京系)で、ひとりひとり別々に歌ったことがあるんですが、その中の1回を見てくださって“一緒にやりませんか”って。わざわざ来て、声をかけてくださったんです。でも、最初はヘンなおばさんが来たと思いました(笑)」

テツ「怪しいと思いますよね(笑)。たまに“私、詞を書いたんで”って、直接渡されたり、事務所に作品が送られてくることがあるんですよ」

トモ「だから、すぐに調べたところ、作詞で参加されたBoAさんの曲が日本レコード大賞の金賞を何度も受賞されている、すごい先生だったんです(笑)」

 ほかにも安室奈美恵やKARA、2PMなどの作詞を手がける渡辺なつみと、八代亜紀の『舟唄』『雨の慕情』や奥村チヨの『終着駅』などを作曲した浜圭介のゴールデンコンビによるCDは、今作で3枚目。ふたりの歌の実力を評価する浜先生からは、「歌1本でやったらどうか」と言われるのだそう。

トモ「お笑いだけでも、歌だけにしても、成功するのは難しいじゃないですか。面白かったり、歌が上手な人はたくさんいますが、なかなかチャンスがつかめない方が多い。だから、先生は、歌1本に絞れとおっしゃるんだと思います。でも、やめられないですね」

テツ「僕らは“なんでだろう~”があったから、こうやって歌わせていただけている。体力の限界がきて、自然とやめなくちゃいけなくなるかもしれませんが、それまではやりますよ。70代になっても続けている先輩方もいらっしゃるので」