“運命”を感じるのはあの人

監督業に再び挑戦した斎藤工 撮影/佐藤靖彦
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 ドラマだけではなく、映画『blank13』で監督を務めるなど多忙な毎日で、気がつけば季節は秋になっていた。

「ドラマと自分の作品に集中していたので、仕事以外の記憶がほぼなくて(笑)。唯一、海にイカ釣りに行きました。食べ物で甲殻類が好きで、釣ったものをすぐ沖漬けに。家の冷凍庫にもまだ保存しています。

 夜に出発する本格的なツアーだったんですが、暗闇に明かりをつけた船が何隻もいて、静寂の中で釣りをするその雰囲気がすごくドラマチックでした」

 再び挑戦した監督業について聞くと、

「この夏、映画の監督をさせていただいて感じたのは、繰り返して何度も撮らないこと。ほぼテストをせずに撮影したんですが、そうすることで、役者も予想ができない展開が起きたり、本当の意味でのリアリティーある映像が撮れたんです。テストがないことでスタッフに迷惑をかけることもありましたが、ワクワクした現場でした」

 そんな斎藤は、この人に“運命”を感じることがあるそう。

「この人には出会うんだろうなってあるじゃないですか。それが、EXILEのAKIRAさん。大河ドラマ『江〜姫たちの戦国〜』ではご一緒するシーンがなく交流はありませんでしたが、同じ作品に名前が並んでからの縁。AKIRAさんと僕は同い年で誕生日が1日違い。しかも、身長体重も全部一緒で、最近になって仲よくさせていただくようになりました」

 取材した日もこんな偶然が。

「今朝、映画『HiGH&LOW THE RED RAIN』(10月8日公開)の試写会に行ったんです。見終わったあと、劇中ではご一緒はしてないんですけど、AKIRAさんの役と僕の役に勝手にシンパシーを感じて、“2人のキャラクターに裏ストーリーがあったら面白いのでは”と考えていたんです。そうしたら、たまたまAKIRAさんがいらっしゃっていたので、ご挨拶をしてこの話をしたら“同じことを考えていた”って。運命というか驚きましたし、不思議な体験でした」