シニア犬・猫が気を付けたい病気と予防法

 元気に長生き! “介護知らず”で暮らすための病気の種類と予防法をマスターしましょう。

■歯の病気

 歯肉炎と歯周病が歯の病気の代表。歯周病は、全身の健康状態に悪影響を及ぼします。口から腐敗臭がする、歯がグラグラする、抜ける、食事に時間がかかる、固いものを食べなくなる、歯ぐきがやせて、歯が長く見えるなどが見られたら歯周病のサイン。

◎予防法:歯ブラシなどのデンタルケアを行い、水を頻繁に飲ませる。若いころから大きめのドライフードを食べさせ、噛む習慣をつけさせることも重要。

■目の病気

 眼球の中のレンズの役割をする水晶体が白濁する白内障などが老齢になると起こりやすくなります。物にぶつかるなど視力低下を感じたら検査へ。

◎予防法:病気そのものの予防は難しいが、早期発見をして失明させないことが大事。

■ホルモンの病気

 身体のさまざまな働きを調節するホルモンを分泌する内分泌腺と呼ばれる組織が老化したり、内分泌腺の働きを制御する器官に不具合が生じることで起こります。

 ともに起こるのは甲状腺ホルモンの病気は甲状腺ホルモンが少なくなる甲状腺ホルモン低下症、は逆に多くでてしまう甲状腺機能亢進症にかかりやすいとされています。ほかに糖尿病、副腎皮質機能亢進症などが。治療は投薬がメインで糖尿病は食事制限などを行います。

◎予防法:糖尿病は肥満に注意。食事のコントロールと運動がポイント。