“下ネタトーク”は大好物

 重病を克服して再起を果たした星野は、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組でこんなことを語っていた。

“入院したときに一番つらかったことは?”というリスナーからの質問に対し、医者から“自慰行為を1か月間我慢しましょう”と言われたことだと答えていました。ちゃんと我慢したようで、当時は街行く女性すべてがかわいく見えるほど欲情していて、デパートの婦人服売り場のマネキンにまで欲情して大変だったとか」(前出・スポーツ紙記者) 

 彼のラジオ番組は“下ネタトーク”が多いということで、リスナーが急増しているが、『逃げ恥』の撮影現場でも、

「スタッフやメイクさんと仲よく言葉を交わし、場を和やかにしていますが、ほかの男性出演者たちとはいつも“男子トーク”で盛り上がっています」(制作会社スタッフ)

 シンガー・ソングライターで俳優。さらに“下ネタ”といえば頭に浮かぶのはあの人。そう、彼がファンの間で“ちょっとイケてない福山雅治”と呼ばれる所以である。

星野源とキャラの類似が指摘される福山雅治
星野源とキャラの類似が指摘される福山雅治
すべての写真を見る

 ルックスは福山に負けるかもしれないが、彼には文筆家としての才能もある。

「これまで出版された書籍は5冊。どれも人気です。雑誌の連載は現在3誌。彼の文章はわかりやすく、活字が苦手な人でも気楽に読めるんです」(前出・テレビ誌ライター)

 いま日本中の女の子がもっとも熱狂しているという星野。そんな彼の魅力について漫画家の倉田真由美氏は、

「新ジャンルのモテタイプが出てきたと思いました。イケメンでもなく、小柄でテレビで見たまんまです。俳優やアーティストとしての押しの強さをまったく感じない、風景に溶け込む感じの人ですね。それでいて、そこはかとないセンスのよさ、おしゃれ感があります。“イケメンって好きじゃないのよ”という女子がリアリティーを持って、自分と一緒にいるイメージを抱きやすい感じの人ですね。

 ドラマのキャラのように堅実に働いてくれる彼のような人が、今の女性たちには魅力的なんです。これから先、“こういう男子が人気なんだ”と、男性からもマークされるでしょうね」

 星野源の快進撃は始まったばかり。