見どころは孫と祖父の攻防戦!

 健斗は、会社に嫌気がさして退職。行政書士を目指しながら就活するが、失敗続きで、無為な日々を送る。同居する87歳の祖父・昭一(山谷初男)は、要介護のため思うように身体が動かず、「もう死んだほうがよか」が口癖。健斗は、そんな祖父のために安らかな尊厳死を迎えられるよう、手厚く介護することに。きめ細かく世話をするうちに、祖父には秘められた謎が。そして事態は思いがけない展開に─。

失敗続きの就活に嫌気がさしている健斗 (C)NHK

「おじいちゃん(昭一)は言っていることはネガティブだけど、クスッと笑える部分も欲しいと思ったんです。独特の柔らかさをお持ちの山谷さんは、おじいちゃんの謎めいた部分まで豊かに表現してくださいました。

 見どころは、健斗との関係性の変化です。健斗の、おじいちゃんの願いを叶えてあげようというところから始まりますが、いずれ、おじいちゃんのほうが上手に立つようになり、健斗はだんだん翻弄されていきます。孫と祖父の攻防戦ですね。はたして、ふたりがたどりつく着地点はどこなのか、ご期待ください」

 リアリティーを重視し、生活感が出るよう、汚れなどのディテールまで表現した健斗の家は、隠れた見どころなので要チェック。