「兄と一緒に空手を習い、週に1回は近所のプールに通っていました。最近は兄の影響で、天体にも興味を持ち始めていました。とても明るくてユーモアもあって、家族の中心でした。敬太が何かをやると、笑いが起こりました。敬太がいない今は、ポカンと穴があいたような感じですね

 あの日以来、毎日欠かさず事故現場へ足を運んで涙ながらに語りかけるたびに感じるのは、敬太くんの無念……。

今夏に行った岐阜県へのキャンプを来年も楽しみにしていたという

親としては、被告を同じ目にあわせてやりたいですよ。世が世なら、仇をとりたい……。親より先になぜ子どもが逝かなきゃいけないのか

 と悔しい思いをにじませる。

「声を上げて世論を変えていくことが大事だと思います」という崇智さんは今月2日、大村秀章愛知県知事、中野正康一宮市長とともに松本純国家公安委員長に面会し、“ながらスマホの厳罰化”を要請。

ぺちゃんこにつぶれた水筒をお見せし、これだけの過ちを犯している人間が『過失運転致死傷罪』でしか立件できないおかしさ、モラルとマナーだけでは命が守れないので、厳罰化しないと事故はなくならないとお伝えしました

 『ポケモンGO』を開発運営するナイアンティック社の広報を担当するホフマンジャパンは、

11月の仕様変更で一定速度以上の移動中では、アイテムを取得する“ポケストップ”は機能しなくなりました。それ以前から一定速度以上では、モンスターも出現しないようになっています」  

 同じ過ちを繰り返さないように対策することが、社会全体の償いになる。はたして、これが十分な対策といえるのか。敬太くんの事故をめぐる初公判は、'17年1月19日、名古屋地裁一宮支部で開かれる。