「ふだんは、めったに泣かないんですよ」

──歌詞の中に“世界の終わりのよう”とありますが、そのくらいショックだった経験はありますか?

「ちょっと意味合いが違うと思いますが、以前、ローマに行ったときに、システィーナ礼拝堂の“天地創造”を描いた天井画を見て、そのインパクトの大きさにショックを受けました。自分もこんなふうに後世に残せるものが作れたらいいな、作り出していきたいなという思うようになりましたね」

──今回のアルバムが、そのひとつですね。

「かな? いやいや(笑)、まだまだです」

──もうひとつ歌詞から、連絡しても返事が来ない友人に“あいつも今日は彼女とデートだ”とありますが、もしデート中に友達から電話が来たら、返事します?

「冷たい友達ですよね。でも、僕も電話には出ないと思います(笑)」

──2PMのメンバーからでも?

「メンバーは、僕があまり電話に出ることが好きじゃないと知っていますから。よっぽどのことがない限り、かけてこないし、僕もかけません(笑)。以前、ウヨンにちょっと聞きたいことがあって電話をしたら、“どうしたの? なにかあった?”って、すごく驚かれちゃって。だから、メンバーからの電話には出なくても大丈夫なんです(笑)。SNSのメッセージは平気ですね。すぐに、返事もするし。なんで、電話だけ苦手なんだろう?」 

──ひと粒の涙を流しているジャケット写真を拝見したときに、2PMの活動休止前の最後のコンサートとなった、東京ドーム公演を思い出しました。あのとき、少しうるっとされていましたよね。

「(テレながら)はい、そうですね。ふだんは、めったに泣かないんですよ。でも、すごく感動的なことがあると、涙が出てきます。ファンのみなさんは、なぜか誤解されているみたいで、僕がよく泣く人だと思っているみたいなんです。でも、改めて言いますが、僕は、そんなに泣くタイプではありません!

 あまり感情を表に出さないほうで、泣く演技のときは、どうしたらいいんだっけ? と、思うくらいですから」