キアリス4人の“これから”

 10周年を迎えたキアリスは、全国的に知れ渡る企業に成長している。三鬼CPは、初めは“好き”がスタート地点だった4人のこれからについてこう語る。

「今風に言えば、ママ友が好きで始めたオンラインのベンチャー企業ですね。利益が出たら分配の揉め事もあるかもしれない。もっと大きく儲けようという人も出てくるかもしれない。このままがいいという人も当然いるだろうし、もしかしたら実店舗を出さないかという話がくるかもしれない」

 こぢんまりと4人だけでやっていたときとは、状況が変わってくる。

「すみれたちには、4人で始めたときのマインドをどこかに持っていてほしいんです。でも会社として大きくなるにつれ、ちょっとずつズレていく。本来、目指していたものは? 何のために仕事をしているんだろう? もっと後半になりますが、“思いを込めてものを作る” という原点を彼女たちがどう振り返るかを描きたいです」

☆待ち時間の楽しみ方☆

 現場での待ち時間も増える長丁場の撮影。その中でもヒロイン・芳根は、いろいろと楽しみ方を探しているようで。谷村美月&土村芳が彼女のお茶目なところを教えてくれました。

谷村「この前、撮影前に前室で待っていたときに京子ちゃんが不思議なお菓子を買ってきたじゃない」

土村「太くて大きいグミ(笑)」

谷村「あれ、引っ張ってどのくらい伸びるかやろう、って盛り上がっていたよね」

土村「その相手をしたのは私ですけどね。京ちゃんとグミの両端を噛んで伸ばしていたら……」

谷村「思っていたほどうまくいかなかったよね(笑)」

土村「あれはうまくいかなかったというか、京ちゃんが食いちぎったんですよ。あれ、噛まなければわりといけたと思うけど、伸ばしていくときに彼女“ニィ”って歯を見せて笑って。その“二ヒヒ”でグミが切れ、私は本番前なのにグミまみれ……(涙)」

谷村「(笑)。あれ、けっこう高かったみたい。うまくいかなかったから、あのあと買ってきてないよね(笑)」