和合 そのときに秀がキャップとメガネをしてたんですね。で、店員さんに「ちょっと顔がよく見えなかったのでとってみてくださいよ」って言われて。それで、帽子外してメガネとって髪かき上げた瞬間に「1位です!」って(笑)。

久保田 あったね~。面白かったね~。

――それは策略ですか?(笑)

久保田 いや、普段のとおりで行っただけなのに(笑)。

和合 本人は意図してないんでしょうけど、そういうイケメンオーラを普段は隠してるんですよ。でも仕事でフォトセッションとかになったときに、まあ圧倒的イケメンオーラを出すから、ムカツク(笑)。

久保田 それ、ただのひがみか!(笑)

和合 アハハハハ!

キャラでごまかしてもクボヒデには見透かされちゃう

――自分だけが知っていると思うお互いのことってありますか?

和合 酔いつぶれると秀が秀じゃなくなる(笑)。

――どうなっちゃうんですか?

和合 1回飲み過ぎて、一緒にタクシーで帰って家の近くで降ろしたんですけど、ずーっと交差点で空を見上げながら立ってるんですよ。酔った姿を見たことがなかったからちょっと面白かった(笑)。

――二人ともお酒は強いんですよね?

久保田 そうなんですけど、そのときは年末で、久々に飲み過ぎて潰れちゃって送ってもらったみたいで。ぜんぜん覚えてないんですけど。

和合 実は、僕がどんどんお酒を注いでました。

久保田 そういう悪いところあるから(笑)。

和合 やっぱり楽しいのが好きだから、周りを含めて楽しくなんないとね(笑)。

写真左から久保田秀敏、和合真一 撮影/伊藤和幸
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――久保田さんだけが知っている和合さんは?

久保田 ええ~! ないな~。

――じゃあ、かわいいなって思うところは?

久保田 う~ん、あ! 何でもキャラでごまかそうとするところ。ほんとは本心を出したいんだけど、なんかキャラで全部カバーしちゃってんだろうなって、俺はちょっと見ちゃうかな。

和合 でもまあ、そういうのが見透かされちゃうというか。秀にはね(笑)。だから、ちょっと嫌だなって感じですかね(笑)。

久保田 嫌なの? アハハハハ!

――久保田さんにとっても和合さんは、楽な相手なんですか?

久保田 楽っていうか、不思議でしかないですよね~。いつも違うベクトルでくるからそこがすごくいい刺激になるなと思います。感性の塊だから(笑)。

――お互いに、ここだけはかなわないなって思うところは?

久保田 デザイン性だったりの空間を見る能力にすごく長けてると思いますし、アート気質というか、そこはかなわないなって思います。しかも社会経験が長いから、その分人生経験は俺より豊富だし、いろんなことを勉強してきてる。

和合 実直な部分。例えば、誰よりも先に台本を覚えて台本を離すっていう姿勢を現場でも示してくれたりとか。『若様』の時も誰よりも早く覚えていたんで。

久保田 そうだっけ?

和合 うん。あと体作りも役に応じて、絞って鍛えたり筋肉を落としたり。意識的な部分でも変えようと思うことって、すごいことだと思うんですよ、仕事に対してすごい真面目なんで、そこは見習わなければいけないなって。

久保田 いや、役者である以上、役をまっとうできないとやってる意味がないし。その役がどこで生まれてどういう家庭で育ってきて、どういう人たちと会ってきて今があるのかっていうのを考えたうえでの体形の変化もあるし、そこに命をかけないとこの仕事をやっている意味がないから……。

和合 っていうのが、酒を飲むとずっと続くんです(笑)。

――次に共演するとしたら、どんな舞台をやりたいですか?

久保田 俺は、ストレートのお芝居(*)をやりたいですね。

(*編集部注:ストレートプレー。歌唱を含まない演劇のこと)

和合 俺も同じくですね。プライベートでは絶対にぶつかることのない二人だから、芝居で感情のぶつけ合いみたいなのをしてみたい。

――改めて、お互いはどういう存在ですか?

久保田 脅威的な存在。役者としてたぶん数年後には食われるだろなって。友達としても感性がずば抜けてるから、そこは常に勉強させてくれる人ですね。

和合 和気あいあいとしてるだけが友達じゃないと思うんですよね。友と書いてライバルと読む(笑)。刺激し合える存在というか。自分を高められる存在って人生の中で絶対必要だし、そういう存在であり続けてほしいなって思いますね。

久保田 うん、僕もそう思います。