再び注目を浴びる現在の心境は?

 本作のみならず、『フランケンシュタインの恋』や映画『銀魂』など、今年も話題作への出演が相次ぎ、再び注目を浴びる柳楽。

「今日の取材も以前とは違って、たくさん(媒体に)撮影していただいて、素直にうれしいです(笑)。

 撮影している作品が重なるときもあって、覚えるセリフの量がたくさんあるときもありますが、苦痛とか大変という認識はないです。それも含めて、俳優としての新たなステップアップと考えているので」

柳楽優弥 撮影/伊藤和幸
柳楽優弥 撮影/伊藤和幸
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 そんな彼の視線の先には、こんなビジョンがあった。

「龍雲丸もですが、個性的な役柄を演じることはすごく楽しいですし、やりがいを感じます。ただ、普通のキャラクターを演じる難しさもあると思うんですよ。画面の中で主張しているわけじゃないけど、佇(たたず)まいだけでも映画が成立するような俳優さんになれたらなと思っていて。そういう意味でも、今回、共演させていただいている高橋一生さんは憧れの先輩。そのふり幅を自分の中で作り上げていければというのが僕の目標です」

 オフはこれでリラックス!

「基本的には家族と過ごすか、先輩の俳優さんたちと食事に行ったり、派手に動き回らず過ごしていますね。家族と馬に乗りに行ったりもしますよ。娘はまだ小さいからポニーですけど(笑)。乗馬は姿勢もよくなるし、気持ちにも気合が入るしすごくいいんですよ。リラックスできる瞬間ですね」