
日本オリンピック委員会(JOC)は6月26日、新会長に橋本聖子参議院議員(自民党)を選出した。
橋本といえば、ソチ冬季五輪閉会式後のパーティーでのフィギュアスケート・高橋大輔へのキスセクハラ騒動、また、政治資金収支報告書へのパーティー券収入の2057万円の不記載問題(裏金問題)で自民党に処分されるなど不祥事が相次いでおり、選出報道直後から非難が相次いだ。
《昭和だったら許されるかもしれないが》《東京五輪のあのすったもんだはどうなったの?》《JOCなんて解体して》などなどSNSも荒れ放題。
「現職の国会議員が公益財団法人JOCの会長に就任することには政治的中立の観点での問題も指摘されています」(全国紙記者)
“東京五輪のケジメもないまま”またオリンピック招致宣言
また就任会見で橋本は、「日本が再び五輪を招致していくのは使命だと思っている」などと述べたことがさらに物議を醸している。
「東京五輪では不正な受注調整を行って独占禁止法に違反したとして、公正取引委員会が7社に対し約30億円の課徴金の納付を命じ、刑事事件としても4社に一審有罪判決が言い渡されました。また複数の汚職事件も発覚しています」(前出・全国紙記者)
オリンピック自体にダーティーなイメージがついたことや税金も投入されることで国民の間には今後の招致に拒否感が蔓延、橋本のこの五輪再招致宣言にもネガティブなコメント相次いでいる。
《そんな使命いらない》《やるなら私財でやって》《東京五輪のケジメもないまままた五輪とか》
掲示板『2ちゃんねる』創設者のひろゆき(西村博之)も《税金を使う政治家達は、喜んでイベントを増やす。税金を払う労働者達はイベントを見る暇もなく働き納税する》とXにポストした。
橋本は夏季冬季や場所は明言しなかったものの、2021年に東京で夏季を開催した後なので、冬季が現実的だ。
