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ー “テレビ追放”の理由に納得いかないファン

 9月14日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)2時間スペシャルに、元NEWSメンバーの手越祐也が1年ぶりに出演を果たした。ファンからは歓喜の声が上がる一方で、完全復活には、ある重大なハードルが立ちはだかっているようだ。

“テレビ追放”の理由に納得いかないファン

「手越さんは昨年10月、同番組に4年ぶりに出演を果たしましたが、今回は代名詞とも言える企画『ノーチャラ生活』に久々の挑戦。中国・桂林で伝統漁法の鵜飼いに取り組みました。日本の鵜飼いとは異なり、手綱なしでタイミングを見計らって竿に鵜を乗せる高難度の挑戦に、最終的には1羽を成功させて魚をゲット。真剣な眼差しで挑みつつ、時折チャラさも覗かせるなど、魅力を存分に発揮したといえると思います」(芸能ジャーナリスト、以下同)

 そんなロケ中に語られたのは、2020年6月、番組降板直後の心境だ。

「手越さんは『ここまで逆風が吹くとは思わなかったです。みんなそっぽ向いたので、ここまでかと思いました』と、当時の絶望感を赤裸々に告白。一方で『立ち直るのは早いので、そこからやるしかないとすぐに切り替えた』と、持ち前の明るさでここまでがんばってきたと話しました」

 彼の芸能界からの“追放”は同2020年、コロナ禍における緊急事態宣言下での外出・飲酒が発端だった。

「『週刊文春』によるスクープ報道を受け、事務所が調査を行った結果、同年4月下旬と5月23日未明の飲酒が判明。『世の中の状況や自身の立場への自覚と責任に著しく欠けていた』として芸能活動無期限自粛が決定、最終的には6月19日、NEWSからの脱退、事務所からの退所を余儀なくされました」

 ファンはこの処遇にいまだに納得していないようで、

《もっとやべぇ事してるのにテレビに出てるやつめちゃくちゃいるぞ》
《手越くんなんにもしてないじゃん。コロナ初期に外出しただけ》
《そんなおおごとにするほどでもない》

 など、擁護する声が相次いでいる。こうした意見が続出している背景には、昨今の芸能界でのスキャンダルが起因しているようだ。

「田中圭さんとの不倫問題に加えて、坂口健太郎さんとの三角関係の過去も明らかになった永野芽郁さんや、女性アナへの性加害報道で芸能界を去った中居正広さんのように、再起の道が絶たれてしまった有名人があとを絶ちません。そんななか、コロナ禍での外出を理由にテレビから追われた彼に対して同情する向きが高まっているのです」

 また、当時は旧ジャニーズ事務所がテレビ界に“君臨”していて強い影響力を持ち、手越を実質的に干したわけだが、その事務所はすでに存在しないという事情も“手越擁護”を後押ししているのだろう。

 ファンが望むのはやはり手越の『イッテQ』完全復帰。だが一方で、新たな問題も浮上しているという。

実は手越さんは右腕にタトゥーを入れているのです。今回のオンエアでは夏場のロケというのに終始“長袖”や“アームカバー”を着用していましたが、それは腕を隠すためでもあったと思われます。芸能界では最近、YOASOBIのAyase、あいみょん、長濱ねるなど、タトゥーを入れているアーティストが次々と話題になっています。特にあいみょんさんはNHK『ブラタモリ』のナレーション継続が議論を呼びました。

 手越さんが出演している『イッテQ』は家族で視聴できる番組としても認知されています。制作サイドはもちろん、スポンサーからすると復帰するためには彼のタトゥーが障壁になるかもしれませんね」

 失意の空白期間を経て、ようやくお茶の間に帰ってきた手越。その“完全復活”はいつになるのだろうか。