
日本の万博史上過去最多となる158の国と地域が公式参加し、4月13日に開幕した大阪・関西万博。来場者は右肩上がりで連日大盛況も、実際に訪れた人からは賛否両論の声が─。
そこで、大阪・関西万博に行った関東・近畿地方在住の男女200人にアンケートを実施。万博の「がっかり」したところはどこですか?
がっかり3位はお隣の国のパビリオン
万博のコレが「がっかり」ランキング。
3位は韓国館。
「1時間以上並んだのに大したことがなかった」(千葉県・65歳・女性)と、9票(5/4)を獲得。
「3位は意外。K-POP風のダンスをシアターで上映していて、若い世代だったら結果が違っていたかも」
大阪・関西万博はミドル世代以上の入場者が多く、それが結果に反映されたのでは、と万博マニアの二神敦さんは指摘する。
「あと韓国料理は普段でも食べられるので、目新しさがない。大阪には鶴橋にコリアンタウンがあり、ミニテーマパークくらい充実している。そういう意味で、肩透かしだと思った人が多かったのでは」(二神さん、以下同)

2位は食べ物の値段。
「家族4人で2万円を超えてしまいびっくりした」(奈良県・48歳・女性)、「すべてが高くてなかなかの散財になった」(東京都・32歳・女性)、「値札を見て驚き。とても手が出ない」(大阪府・56歳・女性)と、68票(41/27)獲得。
万博内には約100の飲食施設があるが、フランス館はコースメニューが1万1000円〜、米国館はメインが4500円〜、クウェートレストランはメインが3850円と、いずれも高価。
「あの価格は日本人にはキツイなとは思います。けれど、今インバウンドの方々がたくさん来ているのは、日本の物価が安いから。あの価格が海外の標準で、この値付けはある意味当たり前」
値段はさておき、クオリティーはどうなのだろう。英国館のアフタヌーンティーが「これで5000円はがっかり」と炎上、駐日英国大使館が謝罪に追い込まれたケースもあるが。
「僕の知人はあまりに食事がおいしかったので、年末年始にハンガリーへ行くと決めたそうです(笑)。ただやっぱり舌に合う、合わないはある。それも含めて、例えばオマーンなど行くチャンスがあまりない国は、現地の味を体験すると、その国に迷い込んだような感覚になれて面白い」