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ー 時事通信カメラマンも「高市サゲ」発言
一騎打ちが予想される高市早苗氏と小泉進次郎氏

 一貫して小泉進次郎が総裁選で勝つと予想していた政治評論家がいる。情報番組の“常連”コメンテーターとなっている、政治評論家の田崎史郎氏だ。

 しかし結果は高市早苗の勝利で総裁選は終わった。これに対し田崎氏は、朝の『モーニングショー』(テレビ朝日系)、『ひるおび』(TBS系)の2番組に連続出演し、冒頭から謝罪をした。

『モーニングショー』では「まずお詫びします」と頭を下げ、「自分は進次郎さんが勝つだろうと思って話してきて。取材ではそうだったんですけど、自分の取材が甘かったですね」と“反省”。『ひるおび』では、司会の恵俊彰から「田崎さん、驚きました?」と振られると立ち上がり、「まず、おわびします。すいませんでした」と謝罪した。

 すると、たちまちSNSで話題になり「田崎史郎」がトレンド入りすることに。

「これまでも、田崎さんの“進次郎推し”すなわち、ライバルである“高市さんサゲ”は話題になっていました。勝敗が明らかになったことで、田崎さんのこれまでの進次郎贔屓の発言に嫌気をさした人が爆発したという印象です」(一般紙政治部記者)

時事通信カメラマンも「高市サゲ」発言

 しかし田崎氏は、高市が総裁になってもなお「高市サゲ」を止めることはなかったと指摘されている。総裁決定後には以下のようは発言が注目された。

「高市さんは党運営や政権運営がかなり苦労されるんじゃないか」「党全体がちょっとギスギスしそうな感じはしますよね」『ワイド!スクランブル サタデー』(テレビ朝日系)

「これね、閣僚人事が今どんどん出るのは、僕はちょっと如何なものかと思っていて」『モーニングショー』(同)

「田崎さんの発言には《予想も当たらない政権御用達の評論家》という若者の声が多いですね。また《もっと若い人はいないのか》《老害そのもの》《スマホやYouTube見れないから予想を外した》《年寄り議員とともに政治評論家と呼ばれるも連中も高齢者が多い》など、75歳という年齢にも注目されています。高齢議員と同じく“引退しては?”と思っている人が多いのでしょう」(同前)

 そんな田崎氏がここで再び注目を集めてしまったのが、“時事通信出身”という肩書きだ。同氏は1973年に時事通信に入社後、一貫して記者生活を送り2018年に退職、その後、政治評論家として活躍している。

「9日、自民党本部で高市総裁を取材するために待機していた男性カメラマンが“支持率を下げてやる”などと発言しました。これがSNSで拡散されネットニュースにまで取り上げられる事態に。それを受け時事通信社が自社のカメラマンであることを認め謝罪しました」(同前)

 この騒動が田崎氏の逆風となり、「(“高市サゲ”は)社風ですか」「やってることが時事通信のカメラマンと一緒だ」と非難されてしまった。

 これまでの発言は中立性どこか「印象操作」が懸念されている田崎氏。75歳という高齢であることから評論家にも世代交代の声が上がりそうだ。