11月25日、既婚男性職員とのラブホテル密会が取りざたされている群馬県前橋市の小川晶市長が退職願を提出。27日付での退職が決まった。
小川市長の密会が報じられたのは9月24日。『NEWSポストセブン』で市職員の男性と頻繁にラブホテルを利用していことが伝えられた。市長は男女の関係を否定したが、世間からは疑惑の目が向けられ非難轟々。その後、市議会から進退を明らかにするよう申し入れが行われ、10月17日に“続投”の意向が表明された際には大きな波紋を呼んだ。
出直し市長選の行方
「10月22日には、市議会10会派のうち7つの会派が“辞職”を求めて申し入れ。その後、11月13日には“辞職勧告書”が出され、11月27日に開会する定例会までに市長が辞職を決断しない場合は、“不信任決議案”を提出するとしていました。結果として、市長はこの期限ギリギリになって退職を決断したようですね」(地方紙社会部記者)
11月14日に行われた“公開対話集会”では「市民のため引き続き働きたい」と答え、辞職した場合の出直し市長選に立候補する意向を示していた小川市長。25日の夜には、自身のX(旧ツイッター)で《自らの行動に対するけじめをつけることが最善だと判断した》と投稿し、今後については《自らの姿勢を正し、信頼を取り戻すために全力で行動してまいります》と綴っている。
ついに退職となった小川市長。地方自治体の事情に詳しい政治ジャーナリストは、今後の展望についてこう語る。
「本人は不倫疑惑を否定していますし、コメントを見る限りは市長選に再出馬するつもりなのでしょう。しかし、市民の支持が得られるかは極めて厳しいところ。既婚者の男性職員と10回以上にわたってラブホテルを利用するのは、常識的に考えて理解に悩む行動であることは変わりません。説明責任を果たしてきたとは到底思えませんし、本人が言うように“姿勢を正した”ところで“信頼を取り戻す”ことは容易ではない。
実際、世間からは“ようやく辞職か、と思ったらまだ諦めてないのか”“幼稚園児のほうがもっと素直にごめんなさい出来る”“二度と政治に関わらないでもらいたい”“判断が遅すぎる”といった意見が多数寄せられています」
次なる市長選は、議長から市選挙管理委員会に退職願受理の通知があった翌日から50日以内に実施される予定。小川市長は本当に出馬するのか、そして市民の選ぶ新たなリーダーは果たして……。
















