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ー 『しゃべくり007』ゲストが枯渇気味

 

 10月27日放送の『しゃべくり007』(日本テレビ系)のゲストは女優の芳根京子と、お笑い芸人の横澤夏子だった。だがこの“Wゲスト”の扱いの差に、不満の声があがっている。

『しゃべくり007』ゲストが枯渇気味

「2016年度後期の連続テレビ小説『べっぴんさん』でヒロインを務めた芳根さん。番組の出だしは、2261人の中から選ばれたオーディション秘話から撮影中の苦労などを語っていました。一方の横澤さんは、物心ついたときから朝ドラを1話も欠かさず見ているという“朝ドラマニア”。大阪制作の場合は、ヒロインなどキャストが住むマンションが決まっており、特にヒロイン役の女優が代々入居するマンションの壁には、誰が開けたか分からない大きな穴があるといった都市伝説も話して盛り上げていました」(芸能ジャーナリスト、以下同)

 このあと、『べっぴんさん』で芳根が演じたヒロインの幼少期を演じた元天才子役がスタジオに登場すると番組側はあおっていたのだが……。

「後半は横澤さんの半生ががっつり紹介されました。特に時間が割かれていたのが彼女の“婚活”話。100回の婚活パーティーで今のご主人と出会い結婚に至った横澤さんが、それまでどんなテクニックで男性を品定めしていったのか、伝授し始めたのです。さらには当時一緒に婚活パーティーに参加していた一般女性も登場。昔の思い出話に浸るなど、隣にいる芳根の存在感はゼロ。無言の状態が続きました」

 番組の終わり間際、ようやく天才子役がスタジオに登場。芳根と感動の再会を果たしたのだが、ネット上ではこんな声が続々。

《なんで横澤夏子の婚活パーティー話をずっと見続けなきゃならんのだ》
《芳根京子のトークが見たかったんだけど…横澤夏子ばかり… この企画考えたやつ誰》
《婚活パーティーの話のほうが多すぎになっててかなり残念》

 最初は朝ドラマニアとして脇にいるだけだった横澤がなぜか途中からメインゲストになっていた内容への不満だった。

 芸能プロ関係者はこう語る。

「今回、芳根さんは来月公開の主演映画『君の顔では泣けない』の宣伝で登場しました。ただ番組サイドは彼女だけでは1時間を埋められないと判断したのか、朝ドラマニアの横澤さんが投入されのでしょうが、芳根さんファンからすると、彼女をないがしろにしたような構成はショックだったのでしょうね」

 最近の『しゃべくり007』についてはこうも話す。

「10月6日の放送回でも、遠藤憲一さんとなにわ男子の大橋和也さんが登場。遠藤さん主演のドラマ『民王R』での共演をきっかけに親交を深めた“仲良しコンビ”として出ていましたが、撮影終了後は交流もないことが判明。こうした強引な抱き合わせキャスティングが多いのはたしか。ゲストが枯渇気味なのだと思います」

 番組開始から17年。いつまで続けられるのだろうか……。