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ー 東北高校駅伝でクマが現れ異例の対応
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ー 青山学院の原監督も「見た」

 新春の風物詩「箱根駅伝」。青空をバックに繰り広げられる学生ランナーたちの熱い戦いは、毎年多くの人々の胸を熱くする。だが近年は、別の意味での“緊張感”が高まっている。それはクマの出没だ。

東北高校駅伝でクマが現れ異例の対応

全国各地で出没が続くクマ。それはすでに“東京都内”でも…(写真はイメージです)
全国各地で出没が続くクマ。それはすでに“東京都内”でも…(写真はイメージです)

 11月6日に秋田市で行われた東北高校駅伝では、クマがコース付近に現れ、選手がタスキをつなげずにトラックを周回して競技を続行。観客や選手の安全を守るため、ウォーミングアップエリアの制限など、異例の対応が取られた。

 一方、山形県天童市のマラソン大会では、コース脇に猟友会を配置し、スピーカーでラジオを流すという徹底ぶり。いまやランニングイベントが「獣害対策」とセットになる時代が現実のものとなっている。

 そんな中、注目が集まるのが正月恒例の箱根駅伝だ。往路・復路を通じて東京〜箱根間を走るこの大会だが、神奈川県の丹沢エリアでは近年、クマの目撃情報が相次いでいる。

「箱根の山登り区間は大丈夫?」「ランナーが襲われたらどうするの?」そんな声が上がっても不思議ではない。