鯖の味噌味で血糖値を下げる

 鯖の味噌煮もスロークッカーの得意技です。サバと調味料を入れてスイッチを押せば、2、3時間で完成。鯖は健康によく、「EPA」と呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれています。EPAが、大腸の近くで「GLP-1」なるものを増やします。

 このGLP-1に血糖値を下げる働きがあり、食欲を抑制。100gの鯖で、1日分のGLP-1を摂取できます。EPAは鯖にもっとも多く含まれていますが、マグロ、イワシ、ブリ、サンマなどの青魚にもあります。

ボタンを押すだけのほったらかし料理。おでんは超低カロリー
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低カロリーの王様おでん

 ダイエットの基本は、摂取カロリーを抑えること。食べた量より消費カロリーが上まわれば、脂肪が燃焼されダイエットに効果があります。

 ちなみにご飯一杯分のカロリーを消費するには、1時間以上のショギングが必要です。ご飯を食べるたびに外を走りまわるより、おでんを食べましょう。おでんは、低カロリーの王様です。低カロリーの具材が、たくさんあります。

 こんにゃくや白滝なら、たったの6kcal。昆布巻きは、9kcal。大根は、14kcal。かまくらはんぺんは、39kcal。ごぼう巻き、57kcal。焼ちくわや野菜さつま揚げは、62kcal。

 男性の1日の摂取カロリーは1800kcal(女性は1500kcal)ですから、おでんならダイエット中でも楽しめます。こんにゃく、白滝、大根の食物繊維は、便秘に効き目があります。スロークッカーの水分はほとんど蒸発しないので、調理途中で味の調整は不要です。運動不足の人に、超低カロリーのほったらかしおでん!

糖質ゼロのモツ

 糖質制限ダイエットの代表格、モツ。モツは、ほぼ糖質ゼロです。レバーだけ糖質が3.7gですが、ご飯茶碗一杯の糖質は56gなので、気にするほどの量ではありません。カロリーも少なく、豚モツ100gで160kcal前後。

 ただプリン体やコレステロールを多く含んでいるので、痛風や動脈硬化の原因になります。糖質がゼロだからといって、くれぐれも食べ過ぎに注意してください。

高タンパク、低カロリー、脂質が少ない牛すじの煮込み

 牛すじは、高タンパク、低カロリー、脂質がほとんど入っていない健康食です。また豊富なビタミンKが、骨を丈夫にし、骨粗しょう症を予防します。とかく煮ると固くなる牛すじですが、スロークッカーにお任せ下さい。魔法のように柔らかく煮えます。

美容に効くポトフ

 外食が続き、とかく野菜不足になりがちなビジネスマン諸兄。ポトフの野菜で、食物繊維やビタミンを補強しましょう。週に一度、冷蔵庫のお掃除を兼ねてポトフ。作り置きして、野菜不足を解消しましょう。

 スロークッカーは、デザートも作れます。

ワインよりポリフェノールが多いあずき

 あずきを煮るのは時間と手間がかかりますが、スロークッカーならスイッチを押すだけ。あずきの豊富な食物繊維は便秘に効果があり、ビタミンB複合体が新陳代謝を活発にし、美肌に効果があります。

 またでんぷんや脂肪を分解し、肥満を予防。サポニンとカリウムには、利尿作用や解毒作用があります。ワインより多いポリフェノールが、動脈硬化を予防。100g中1500mgもある豊富なカリウムは、血圧を下げます。

 夏バテは、汗と一緒にカリウムが流れてしまうのが原因です。あずきで、夏バテ防止!

 スロークッカーの価格は、3,000円くらいから。急ぎのときは直火で使え、火からおろしてスロークッカーで一時間加熱すれば、圧力鍋の威力です。共働き夫婦や多忙なビジネスマンには、タイマー付きをオススメします。


石澤義裕(いしざわ・よしひろ)◎デザイナー 1965年、北海道旭川市生まれ。札幌で育ち、東京で大人になる。出版社勤務、デザイン事務所、編集プロダクションなど複数の会社経営の後、2005年4月より建築家の妻と夫婦で世界一周中。生活費を稼ぎながら旅を続ける、ワーキング・パッカー。世界中の生の健康トレンド情報をビジネスライフで連載中。